[The Daily Star]パキスタンは火曜日、経済復興と改革計画を支援するために国際通貨基金から12億ドルの追加融資が行われたことを歓迎し、これを2年間の金融危機後の「懸命な努力」の証しだと述べた。
IMFは月曜日のワシントンでの会合でこの資金を承認し、救済基金と気候持続基金という2つの融資制度で提供される総額は33億ドルとなった。
同基金のナイジェル・クラーク副理事長は声明で、「パキスタンの改革実施は、昨夏の壊滅的な洪水など最近のいくつかのショックに直面してもマクロ経済の安定を維持するのに役立った」と述べた。
パキスタンは2023年に巨額債務の不履行に陥りかけたが、IMFの救済措置を確保した。
経済成長率は昨年の推定3.0%から、2026年6月までの会計年度には3.2%に上昇すると予測されている。
一方、今年度のインフレ率は平均6.3%になると予想されており、2024年6月までの1年間の平均23.4%から大幅に低下することになる。
しかしクラーク氏はまた、国有企業のさらなる改革と民営化、そして「異常気象への脆弱性」を軽減するための気候変動プロジェクトへの継続的な投資も求めた。
クラーク氏は、蔓延する汚職と闘うための新たな取り組みも必要だと述べ、政府が委託した最近の詐欺に関する報告書を「政府改革を加速させる歓迎すべき一歩」として歓迎した。
シャリフ首相は声明で、新たな融資は「パキスタンが経済の安定と成長のために必要な措置を実行している証拠だ」と述べた。
「国をデフォルトの瀬戸際から救い出し、安定と発展の道に乗せることは困難な段階であり、そのために誰もが犠牲を払った。」
パキスタンは2023年に巨額の債務不履行に陥りかけたが、その後、拡大資金供給制度と呼ばれるIMFの救済措置を確保し、今後数年間で総額70億ドルの支援を受ける予定だった。
また合意の一環として、同国におけるマネーロンダリングやテロ資金供与疑惑を含む汚職にも取り組むことを約束した。
IMFは11月にパキスタン政府の要請で実施した調査結果を公表し、「国家が強く支配する経済に根強く残る広範囲にわたる汚職リスク」を発見した。
報告書は「経済成長、投資、国民の信頼に重大な悪影響」があると指摘し、「法の支配と汚職防止機関の機能向上に向けた行動」を促した。
この南アジアの国は、アルゼンチンとウクライナに次いでIMFに対する最大の債務国の一つである。また、1月には世界銀行から10年間で200億ドルの融資パッケージを確保した。
Bangladesh News/The Daily Star 20251210
https://www.thedailystar.net/business/news/pakistan-secures-further-12b-loan-imf-4054606
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