[Financial Express]ベイルート、12月12日(通信社):国連国際移住機関(国際移住機関)は12日、ガザ地区の数十万人の避難民が豪雨によりテントやシェルターの浸水に直面しており、シェルターの資材や土嚢の搬入が制限されていると発表した。木曜日、ガザ地区全域を豪雨が襲い、2年間の戦争で避難を余儀なくされた家族が暮らす数百のテントが浸水し、女児が寒さで死亡したと地元保健当局は発表した。
国際移住機関によると、約79万5000人の避難民が、瓦礫が散乱する低地で危険な洪水の危険にさらされており、家族は安全でない避難所で暮らしている。また、排水と廃棄物管理の不備も疾病発生のリスクを高めていると、国際移住機関は付け加えた。
国際移住機関によると、木材や合板など避難所の補強に役立つ資材や、洪水対策に役立つ土嚢や送水ポンプは、アクセス制限が続いているためガザ地区への搬入が遅れているという。
イスラエルは義務を果たしていると主張し、関係機関の非効率性とハマスによる窃盗の防止を怠ったと非難しているが、ハマスはこれを否定している。人道問題を監督するイスラエル軍のCOGATは、コメントを直ちに得られなかった。
国際移住機関は、防水テント、保温ブランケット、防水シートなど、すでにガザ地区に発送された物資は洪水に耐えられなかったと付け加えた。
「この嵐が昨日上陸して以来、家族は持てる限りの手段を使って子どもたちを守ろうとしている」と国際移住機関事務局長エイミー・ポープ氏は述べた。
10月以降、停戦は概ね維持されているものの、戦争によってガザ地区のインフラの多くが破壊され、生活環境は悲惨な状況にある。国連とパレスチナ当局は、依然として避難生活を送っている約150万人の人々のために、少なくとも30万張の新たなテントが緊急に必要だと述べた。
一方、イスラエル国営メディアは、イスラエル軍がヒズボラの拠点を標的にしているとして金曜にレバノン南部と東部でイスラエル軍による一連の攻撃があったと報じた。これは1年前の停戦にもかかわらず行われた最新の襲撃である。
レバノンの国営通信社(NNA)は、イスラエル国境から約30キロ(20マイル)離れた場所を含む約12カ所で空爆が行われ、時折「激しい襲撃」があったと報じた。
イスラエルは、イランが支援する過激派組織ヒズボラとの1年以上に及ぶ戦闘を終わらせるはずだった2024年11月の停戦にもかかわらず、レバノンへの攻撃を継続し、戦略的とみなす5つの地域にも軍を駐留させている。
イスラエル軍は声明で、自軍がヒズボラの精鋭部隊ラドワン部隊が使用していた「訓練・資格取得施設を攻撃した」と述べ、そこでは隊員らが「射撃訓練や、さまざまな種類の武器の使用方法に関する追加訓練を受けていた」と述べた。
軍はまた、「レバノン南部の複数の地域でヒズボラの軍事施設をさらに攻撃した」と述べた。
停戦によれば、ヒズボラはイスラエルとの国境から約30キロ離れたリタニ川の北に軍を撤退させ、そこにある軍事施設を解体することが求められた。
Bangladesh News/Financial Express 20251213
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/un-iom-warns-displaced-gazans-face-floods-1765557050/?date=13-12-2025
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