Google、パプアニューギニアに海底ケーブルを建設へ

[Financial Express]シドニー、12月12日(ロイター):アルファベット傘下のグーグルは、デジタル基幹インフラの重要なアップグレードとして、太平洋最大の島国パプアニューギニアに海底ケーブル3本を敷設する。同国は相互防衛条約に基づきオーストラリアの資金援助を受けていると発表した。

オーストラリアと米国の軍事戦略家たちは、中国がこの地域で影響力を強めている時期に、資源は豊富だが大部分が未開発のパプアニューギニアがオーストラリア北部の貴重な立地であると考えている。

パプアニューギニアの情報通信技術担当大臣代理ピーター・チアマリリ氏は金曜日、1億2000万ドルをかけてパプアニューギニアの北部と南部、およびブーゲンビル自治区を大容量ケーブルで結ぶ計画だと語った。

同氏は声明で、10月に調印された相互防衛協定に言及し、「投資の全額はプクプク条約に基づくオーストラリアの約束に基づいて賄われる」と述べた。

同氏はさらに、このプロジェクトはデジタルセキュリティ、地域の安定、国家の発展を推進するという両国の共通の決意を反映していると述べた。

声明によれば、海底ケーブルはグーグル社によって建設される予定で、ツィアマリリ氏は今週グーグル社のオーストラリア事務所でオーストラリアと米国の外交官と会談し、プロジェクトについて話し合ったという。

グーグル・オーストラリアの広報担当者はPNGプロジェクトについてコメントを控えた。

オーストラリア外務省は土曜日、このケーブルにより消費者のインターネット料金が下がり、経済成長が促進され、教育の機会が増えるだろうと述べた。

警察大臣も兼務するチアマリリ氏は、このケーブルによりPNGはハイパースケーラーや世界的なデジタル企業からの投資を誘致できる立場になると述べた。

プクプク条約により、オーストラリアの防衛関係者はパプアニューギニアの通信システム(衛星局やケーブルを含む)へのアクセスが可能となった。米国もパプアニューギニアとの軍事関係を強化しており、2023年には防衛協力協定に署名する予定である。


Bangladesh News/Financial Express 20251214
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/google-to-build-subsea-cables-in-papua-new-guinea-1765645458/?date=14-12-2025