ロシアとウクライナの和平合意への期待から原油価格は60ドルを下回る

[Financial Express]ロンドン、12月16日(ロイター): 原油価格は火曜日、ロシアとウクライナの和平合意の見通しが強まり、制裁緩和の可能性への期待が高まったことから、1バレル60ドルを下回り、今年5月以来の安値となった。

ブレント原油先物は、12時14分GMT時点で81セント(約1.3%)安の1バレル59.75ドルで取引された。一方、米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は、84セント(約1.5%)安の1バレル55.98ドルで取引された。

「市場は和平合意の可能性を評価しており、ロシアからの供給量が増えて市場の供給過剰がさらに進むとみている。そのため、ブレント原油は今朝、数カ月ぶりに1バレル60ドルを下回った」とリスタッドのアナリスト、ジャニフ・シャー氏は述べた。

米国はキエフにNATO式の安全保障を提供すると申し出ており、欧州の交渉担当者らは月曜日、ロシアのウクライナ戦争を終わらせるための協議が進展していると報告し、紛争の終結が近づいたとの楽観的な見方を引き起こした。

一方、ロシアは、ウクライナ戦争終結に向けた協議においていかなる領土的譲歩もするつもりはないと述べたと、国営通信社タス通信がセルゲイ・リャブコフ外務次官の発言として伝えた。


Bangladesh News/Financial Express 20251217
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-slips-below-60-on-hopes-of-russia-ukraine-peace-deal-1765908300/?date=17-12-2025