ロブスタコーヒーが4カ月ぶり安値

[Financial Express]ロンドン、12月16日(ロイター): ICEコーヒー取引所のロブスタコーヒー先物は火曜日、最大生産国ベトナムの収穫が順調に進み、トランプ大統領の関税撤回を受けてブラジルからの輸出が増加したことから、4カ月ぶりの安値に下落した。 

一方、ココア価格は月曜日の下落から回復した。

ロブスタコーヒーは、13時11分GMT時点で1.9%下落し1トン当たり3,850ドルとなり、8月中旬以来の安値3,832ドルを記録した。

アラビカコーヒーは1.4%下落して1ポンドあたり3.5535ドルとなり、11月21日の3.5445ドル以来の安値をつけた。

コンサルタント会社サフラスによると、ブラジルの2025/26年度のコーヒー収穫量は12月10日までに予想生産量の69%に達した。 ブラジル政府のデータによると、米国がコーヒーへの関税を撤廃したことを受け、12月初めのブラジルのコーヒー輸出量は前年同月比5.1%減にとどまったが、関税がまだ有効だった前月の25.6%減と比べると減少幅は小幅だった。

「(コーヒーの)価格は3カ月以内に1ポンドあたり3.60ドルに達すると予想している。在庫は減少しているものの、ブラジルとベトナム産コーヒーに対する米国の関税が撤廃されれば、市場は大幅に落ち着くだろう」とシティは報告書で述べた。

同銀行は、EUの森林破壊防止法(EUDR)の1年延期、ブラジルの比較的良好な収穫、ベトナムの豊作も価格に圧力をかけるだろうと付け加えた。

一方、ニューヨーク産ココアは1.1%上昇して1トン当たり5,940ドルとなり、月曜日の5.6%下落から回復した。

ロンドンのココアは月曜日に7%下落して取引を終えた後、2%上昇して1トン当たり4,319ポンドとなった。

ディーラーらによると、先週5週間ぶりの高値を付けた後、最大の生産国コートジボワールと3位の生産国エクアドルの港へのカカオの到着量が増加したことにより、カカオ価格が下落圧力にさらされているという。

ブローカーのストーンXは、エクアドルの11月のカカオ豆および製品の輸出量が過去最高の7万6,523トンに達したというデータを引用した。


Bangladesh News/Financial Express 20251217
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/robusta-coffee-hits-fresh-4-month-low-1765908266/?date=17-12-2025