[Financial Express]ロイター通信によると、ゴールドマン・サックスによる強気な予測が鉱山供給の制約を浮き彫りにしたことで、銅価格は金曜日に小幅上昇し、過去最高値まで25ドル以内となった。
ロンドン金属取引所(LME)の指標となる3ヶ月物銅は、公式オープンアウトクライで0.5%上昇し、11,837ドルとなった。取引時間中の最高値11,928ドルを記録し、先週記録した史上最高値11,952ドルに迫った。
電力、建設、製造業で広く使用されているこの金属は、今週3.4%上昇し、2025年には35%以上上昇する見込みだ。
ゴールドマン・サックスは木曜日のメモで「銅は、鉱山供給の独特な制約と構造的に強い需要の伸びに直面しているため、長期的には引き続き当社が好む工業用金属である」と述べ、2035年までに1トン当たり1万5000ドルの価格予想を改めて表明した。
ドル指数は0.3%上昇し、LME指数の上昇を抑えた。ドル高は、他の通貨を保有する人々にとって、ドル建て金属の価格を上昇させる。
「銅に関しては、今や供給が全てだ」と、コメルツ銀行の商品調査責任者、トゥ・ラン・グエン氏は述べた。「我々は他社ほど強気ではない。銅価格は今後1ヶ月で1万2000ドルに向けて持続的に上昇する可能性が高いと考えているが、供給過剰の兆候は薄れつつあると見ている」
銅価格の高騰により鉱山生産への投資が促進される一方で、ニッケル価格の低迷によりニッケル採掘最大手のインドネシアは生産量を削減したと彼女は指摘した。
インドネシア政府が来年のニッケル鉱石生産量を約3分の1削減し2億5000万トンにすると提案したことを受け、LMEニッケル先物は3日連続で上昇し、0.9%高の1トン当たり14,770ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20251220
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/copper-nears-record-high-as-supply-tightness-back-in-focus-1766162716/?date=20-12-2025
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