[Financial Express]イスラマバード、12月19日(AFP):パキスタンは19日、同国の農民にとって極めて重要な川の水量に「急激な変化」が見られたと発表し、隣国インドが今年停止した主要条約に違反して警告なしに放水したと非難した。
インドは4月、核兵器を保有する隣国間の武力紛争の勃発と、インド領カシミール地方で起きた過激派による致命的な攻撃を受けて、インダス川水資源条約を停止すると発表した。インド政府はこの攻撃をパキスタンの関与を否定している。
パキスタンは、国内への水の流れを止めたり迂回させようとするいかなる試みも「戦争行為」とみなすと述べた。
モハマド・イシャク・ダール外相は金曜日、外国の外交官らに対し、12月7日から15日にかけてチェナブ川の流量に観測された「異常で急激な変化」について、パキスタンの水協定委員がインドの担当委員に書簡を送ったと語った。この変化は4月と5月に観測された変化に似ているという。
同省の声明によると、同氏は「水量の変化はインドによる一方的な放水を示しているため、パキスタンにとって極めて懸念される」と述べた。
インド外務省はコメント要請に直ちには応じなかった。
「インドは条約で義務付けられている通り、事前の通知なしにこの水を放出した」とダール氏は付け加え、これは「水の兵器化」に相当すると述べた。
「我が国の農業サイクルの重要な時期におけるインドの水操作は、国民の生命と生活、そして食料と経済の安全保障を直接脅かすものだ」とダール外相はイスラマバードの国際外交団に向けた演説で述べた。
「現在我々が目撃しているのは、1960年に調印されたインダス川水資源条約の核心を突くインドによる重大な違反だ」と彼は付け加えた。
インドは、4月22日にインド領カシミールで観光客への襲撃事件が発生し26人が死亡したことを受けて、この条約を停止した。
ニューデリー政府は、この攻撃を支援したのはイスラマバードだと非難したが、イスラマバードはこれを否定し、それに応じて水協定を停止すると発表した。
Bangladesh News/Financial Express 20251220
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/pakistan-accuses-india-of-disrupting-river-flows-1766158776/?date=20-12-2025
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