[The Daily Star]木曜夜、マイメンシンのバルカ郡で、衣料品労働者が「宗教感情を傷つけた」との容疑で暴徒に殴打されて死亡した。
警察によると、被害者は同区タラカンダ郡のディプ・チャンドラ・ダスさん(27)で、パイオニア・ニットウェアズの従業員だった。
マイメンシン警察署の副警視(行政・財務担当)のアブドラ・アル・マムン氏は、午後8時ごろ、労働者の一団が工場内で「聖なる預言者ムハンマド(PBUH)に対する侮辱的な発言」をしたとしてディプー氏を殴打し始めたと工場関係者がバルーカ警察に伝えたと述べた。
工場関係者によると、襲撃犯たちはディプ氏を工場から連れ出し、地元住民も加わってその場で殺害した。さらに遺体に火をつけ、半焼状態にしたという。
警察はその後遺体を発見し、検死のためマイメンシン医科大学の遺体安置所に送った。
警察当局者は、各方面からの疑惑は承知しているものの、この件に関して音声や映像が見つかっていないため、疑惑はまだ検証されていないと付け加えた。
被害者の兄弟アプ・チャンドラ・ダス氏は昨日、名前が明かされていない140~150人を告発してバルカ警察署に告訴したが、まだ誰も逮捕されていないと当局者は語り、「警察は犯人逮捕に向けて動いている」と付け加えた。
タラカンダ警察署のタンビル・アハメド署長は、3歳の女の子の父親であるディプさんの遺体が昨日の午後、タラカンダのムカミアカンダ村にある自宅に到着したと述べた。
一方、政府は昨日の声明で、今回の殺害を強く非難し、「新しいバングラデシュ」においてこのような暴力は許されないと述べた。声明では、この凶悪犯罪に関わった者は誰一人として罰せられないと付け加えた。
Bangladesh News/The Daily Star 20251220
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/crime-justice/news/mob-kills-man-over-hurting-religious-sentiments-4062241
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