[Financial Express]エルサレム、12月22日(AFP):イスラエルのブルドーザーが月曜日、東エルサレムの4階建ての住宅ビルを破壊し、数十人のパレスチナ人が避難を余儀なくされた。活動家らによると、この地域で今年最大規模の破壊行為だという。
旧市街近くのシルワン地区にあるこの建物は、約100人が住む12戸のアパートで構成されており、その多くは女性、子ども、高齢者だった。
これは、イスラエル当局が併合した東エルサレムにある無許可の建造物と称するものを標的とし、取り壊される一連の建物の最新のものだ。
「取り壊しは全住民にとって悲劇だ」と、この建物に住むエイド・シャワールさんはAFPに語った。
「私たちが寝ている間に彼らはドアを破壊し、着替えと必要な書類と文書だけを持ち去っていいと言われた」と5人の子供の父親は語った。
シャワールさんは、他に行くところがないので、7人家族は車の中で寝るしかないと語った。
AFP記者が目撃した住民らが見守る中、月曜日早朝、ブルドーザー3台が建物を破壊し始め、衣服や所持品が近くの道路に散乱していた。
イスラエル警察は周辺の道路を封鎖し、治安部隊を地域全体に展開し、近隣の住宅の屋根の上に配置した。
活動家らによると、この建物はパレスチナ人の私有地に建てられたもので、許可がないために取り壊しが予定されていたという。
活動家らによると、パレスチナ人はイスラエルの制限的な都市計画政策のために建築許可の取得に深刻な障害に直面しており、この問題は長年にわたり東エルサレムと占領下のヨルダン川西岸全域での緊張を高めてきた。
ラマラに本部を置くパレスチナ自治政府傘下のエルサレム行政区は声明で、建物の破壊は「パレスチナ住民を強制的に追放し、市内の元住民をなくすことを目的とした組織的政策の一環」だと述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20251223
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/israel-demolishes-residential-building-in-east-jerusalem-1766418973/?date=23-12-2025
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