[Financial Express]ロンドン、12月24日(ロイター): 原油価格は24日、力強い米経済成長とベネズエラとロシアからの供給途絶リスクを背景に6日連続で小幅上昇したが、2020年以降で最大の年間下落率となる見込みだ。
ブレント原油先物は12時22分(GMT)までに16セント(0.3%)上昇して1バレル62.54ドルとなり、一方、米国産ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は23セント(0.4%)上昇して58.61ドルとなった。
両契約とも、12月16日に5年ぶりの安値に急落して以来、約6%上昇している。
「先週見られた現象は、先週の下落が勢いを増せなかったことによる薄商いの市場でのポジション調整と、米国のベネズエラ封鎖を含む地政学的緊張の高まり、そして昨晩の堅調なGDPデータによるサポートの組み合わせだ」とIGのアナリスト、トニー・シカモア氏は述べた。
米国のデータは、世界最大の経済大国が、力強い個人消費と輸出の急回復に支えられ、第3四半期に2年ぶりの速いペースで成長したことを示した。
それでも、ブレント原油とWTI原油の価格は今年、それぞれ約16%と18%下落する見込みで、これは新型コロナウイルス感染症のパンデミックが原油需要に打撃を与えた2020年以来、最も急激な下落となる。
供給面では、ベネズエラの輸出の混乱が、
原油価格が上昇する一方で、ロシアとウクライナは互いのエネルギーインフラへの攻撃を続けている。
海通先物はレポートの中で、このほかにも市場を支えていると述べた。
一方、米国の原油在庫は先週239万バレル増加した。
Bangladesh News/Financial Express 20251225
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-rises-on-geopolitical-tension-1766591346/?date=25-12-2025
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