[Financial Express]ロイター通信によると、インドからの米輸出価格は、トレーダーらがルピー高に対応して価格を引き上げたことから、今週1カ月ぶりの高値に上昇した。一方、タイとベトナムの米価格は、需要減退と国内通貨の変動への期待から、小幅に下落した。
インドルピーは先週、ドルに対して過去最安値を記録したが、今週は急回復し、トレーダーの海外売却によるルピーの利益は減少した。
インド産の5%パーボイルド種は、1トンあたり350~357ドルで取引され、先週の348~356ドルから上昇した。価格は11月20日以来の高値となった。
今週、インド産5%砕白米の価格は1トン当たり347ドルから352ドルだった。
タイ産の5%砕米は1トン当たり410ドルで取引され、先週の415ドルから値下がりした。
匿名を条件に語ったコルカタに拠点を置くある輸出業者は、通貨の変動によりインドの輸出価格を引き上げざるを得なくなると述べたが、トレーダーらはタイでの価格下落はタイバーツ高によるものだとしている。
バンコクに拠点を置くトレーダーは、供給は安定しており、需要は年末にかけて比較的横ばいになると述べ、一部の輸出業者は2026年初頭にフィリピンなどの市場で契約締結を目指しているとした。
ベトナムでも価格が下落した。
トレーダーらによると、ベトナム産の5%砕米は水曜日に1トンあたり360~365ドルで売りに出され、1週間前の370~375ドルから下落した。価格は11月27日以来の最安値となった。
インドネシア大統領は国内の米の供給が豊富であることを理由に、米の輸入禁止を発表した。
しかし貿易業者らは、ベトナムのインドネシアへの米の輸出量は今年すでに微々たるものであったため、インドネシアの措置による影響は限定的だろうと述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20251226
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/indian-rice-rates-climb-to-one-month-high-1766678439/?date=26-12-2025
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