[The Daily Star]人工知能(AI)は、医師のより迅速かつ正確な意思決定を支援する能力への関心が高まり、日々の医療に急速に浸透しつつあります。大腸内視鏡検査においては、AIシステムは、見逃されやすい前がん病変の特定に臨床医が役立つことから、広く歓迎されています。しかし、新たなエビデンスが、この技術への日常的な依存が予期せぬ結果をもたらす可能性があることを示唆しています。
最近の研究では、AIツールが通常の臨床診療に導入される前と導入後の、経験豊富な専門医による大腸内視鏡検査を比較しました。AI支援下での検査は依然として高い検出率を示しましたが、臨床医が技術支援なしで検査を行った場合、異なるパターンが見られました。AIが日常診療に導入されてから数か月後、同じ専門医が単独で前がん病変を特定する確率は低下しました。
これらの研究結果は、テクノロジーが利用できない状況において、AIの長期的な使用が臨床医の警戒心や意思決定能力を低下させる可能性があるという重要な懸念を提起しています。特筆すべきは、本研究が、患者の転帰に直接的かつ意義のある影響を与える業務を遂行する医療従事者の能力に、AIが悪影響を及ぼす可能性があることを示唆した初の研究であるということです。
大腸内視鏡検査は、前がん病変を早期に発見・除去することで、大腸がんの予防に重要な役割を果たします。AIへの依存によって医師のコアスキルが低下した場合、特にAIツールが利用できない、あるいは機能不全に陥っている状況では、患者の安全に影響を及ぼす可能性があります。本研究は、AIが医療現場にますます浸透するにつれて、イノベーションと継続的なトレーニングのバランスを取ることの重要性を浮き彫りにしています。
出典:ランセット消化器学
Bangladesh News/The Daily Star 20260201
https://www.thedailystar.net/health/healthcare/news/ai-colonoscopy-helpful-tool-or-risk-doctors-skills-4095431
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