バングラデシュ、ブータン、インド、ネパール協同の水力発電協定は、地域におけるエネルギー需要の増加に対処するためには現実的な選択肢だと、昨日専門家が話した。
水力発電はバングラデシュでは使い果たされたがブータンやネパール、北東インドには大きな潜在力があると、ブラック大学気候変動環境研究センターのアイヌン・ニシャット名誉教授。
ネパールは8万3千メガワット、ブータンは4万メガワット、北東インドは6万メガワットの水力発電の潜在力があるという。
「バングラデシュで再生可能エネルギーの機会は限られており、さらに原子力発電への安全面の懸念がある。協同の水力発電は新たな選択肢となりうる」
ダッカ(Dhaka)のショナルガオンホテル開かれた、2日間のアジア太平洋ビジネスフォーラム2017の中で開かれた"新エネルギーの今:回復機能のある低炭素社会の未来を築く"というセミナーで、ニシャト氏は話した。
バングラデシュは7%か、それ以上成長するためには巨大なエネルギー資源が必要だが、地域内での水力発電は最適な解決策になるという。
エネルギー不足対策での民間企業の協力は、規制枠組みや政策しだいだと、スタンダード・チャータード・バングラデシュのアブラル・A・アンワー社長は話した。
そして、独立して成功している電力を、代替エネルギーとして移すことができると補足した。
ネパール政府は10年以内に10万メガワットの水力発電を目指していると、ネパール計画委員会のアルビンド・クマール・ミシュラ委員は話した。また地域間の送電網や地域のエネルギー協力を呼びかけた。
エネルギー協力はよりよい未来のために必須だと、インドのエネルギー委員会のアルナバ・ゴーシュ議長は話した。
ブータンはこれまで水力発電の潜在力のわずか7%しか活用していないと、ブータン水力発電システム庁のカルマ・テシェワング課長は話した。
バングラデシュエネルギー鉱物資源省のナジムディン・チョードリ局長が会議を進行した。
バングラデシュ/The Daily Star Feb 10 2017
http://www.thedailystar.net/business/focus-joint-hydropower-cooperation-1358626
翻訳:米澤
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