
【The Daily Star】当局は、首都ウッタラ(Uttara)のディアバリ(Diabari)とハウスビル地区間の「リンクサービス」を通じて、MRT-6とBRTの2つの主要プロジェクトを接続する計画を立てた。
国内初のメトロ鉄道、正式名称MRT(都市高速鉄道)は、ディアバリからモティジール(Motijheel)までの建設が進められている。一方、空港からガジプール(Gazipur)までのバスサービス専用線を使ったバス高速輸送(BRT)の建設工事も同時進行中だ。このバス路線はハウスビル地区を通過する予定になっている。
課題は、市民がどうやってハウスビル地区のBRTからメトロ鉄道に簡単に乗り換えることができるか、メトロ鉄道の乗客がディアバリから1.5キロメートルのハウスビル地区に行くことができるかだ。
BRT実施のための「ダッカ圏サステナブル都市交通プロジェクト」(GDSUTP)は、ディアバリとハウスビル地区間に「リンクサービス」を導入する計画を立てた。
GDSUTPは、2つのプロジェクト関係者や北ダッカ市の関係者を招いて、計画の様々な側面について話し合う会議を9月2日に開催することにした。
GDSUTPのニーリマ・アクタールプロジェクト・コーディネーターが、MRTを実施する政府機関ダッカ大量輸送会社(DMTCL) の代表者に書簡を送り、会議について通知した。
書簡は、ディアバリとハウスビル地区のリンクサービスが成った場合、モティジール(Motijheel)やミルプール(Mirpur)、ウッタラ(Uttara)、ガジプール(Gazipur) の市民は、「交通乗り継ぎ」システムを通じて途切れない輸送ネットワークを享受することができるとし、「それは、MRTとBRTの両プロジェクトの利便性を高めるだろう」とした。
また、GDSUTPのコンサルタント会社は、既存道路の地形調査と実現可能性調査をすでに完了していることにも言及した。BRTのプロジェクト・ディレクターは、1月と6月にDMTCLに道路配置を最終決定するための情報を求めたが、何の回答も得られなかったと述べた。
「私たちは利用者の利便性を考えて2つのプロジェクトの調整をしようと、リンクサービス問題について議論する会議を呼びかけました」
ニーリマ氏は29日、本紙に語った。
リンクサービスにはバス、或いは他の交通機関が使われるのかとの質問に対しニーリマ氏は、それはまだ決まっていないとした。
DMTCLのMANシディック社長に取材したところ、書簡を受け取ったことを認めた。
シディック氏によると、BRT当局とは別に、バングラデシュ道路交通公社や複数の民間バス事業者が、MRT-6とBRTとの間に「リンクサービス」を導入する提案を行っているという。だが、DMTCLはまだメトロ鉄道の運行開始時期の具体的な期限を確定していないので応答しなかったと述べた。
「私たちもリンクサービスを支援するが、それは専用のものでなければならないと考えています。会議ではBRT当局から具体的な提案を聞くことを期待しています」
シディック氏は本紙に語った。
DMTCLは当初、国内初のメトロ鉄道の運行開始日を2021年12月としていたが、新型コロナによる影響が作業進行を減速させ、その期限に間に合うかどうかは不透明となっている。完成すると、1時間当たり6万人の乗客を運ぶことができる。
一方、BRT当局は新たな期限を2022年6月に設定した。
Bangladesh News/The Daily Star Aug 30 2020
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/brt-be-linked-metro-rail-1953125
翻訳:吉本