観光地に客が戻り始める

観光地に客が戻り始める

【Financial Express】新型コロナパンデミックにより5カ月以上に渡って屋内で過ごさざるを得なかった人たちが、コックスバザール(Cox’s Bazar)やシレット(Sylhet)県などの観光地へ旅行するようになってきた。

政府は8月17日、およそ5カ月間閉鎖していたコックスバザールの世界一長いビーチの観光を再開させた。

コックスバザール・ホテルモーテル職員協会のカリム・ウラー事務局長は、毎日何千人もの観光客がやってきたとし、その数は前年を上回ることもあったと述べた。

現在、オフシーズンにしては珍しく、ほとんどのホテルの半分以上の部屋に予約が入っているという。

多くのダッカ市民は、観光地をグループ旅行する計画を立てている。

民間企業のソウレン・チョードリー役員は、来週の木曜日、同僚と一緒にスナムゴンジ(Sunamganj)県トングオール・ハオールへ行く予定だ。
「私達は新型コロナウイルスのために長い間家に縛られていました。今、ストレス解消のために旅行しています。ツアーが終わったら、全力で仕事します」

別の民間企業で働くウッジャル・ホサイン氏は、友人たちとニクリ・ハオールを旅する。
「パンデミックのため、長い間、行動を共にすることができませんでした。そこで、ハオールを見学することにしました」

シレット・ホテル・ゲストハウス経営者協会のスマット・ヌリ・チョードリー・ジュエル会長は、観光事業にとって「悲惨」だったシャットダウンについて説明した。

現在、観光客が県内に戻ってきたことに明るい希望を見出している。そのうえで、ホテルやゲストハウスでは厳しいコロナ対策を取っていることを強調した。

【ノー・マスク ノー・サービス】

観光客を受け入れる県の担当者は、マスクを着け、物理的距離を維持する健康ルールに従ってもらうことを徹底しているとした。

コックスバザール県のMdカマル・ホサイン県令は、状況を確認するため、移動裁判所が配置されていると述べた。

県では拡声器を使ってアナウンスを行い、看板を設置し、重要ポイントに手洗いスポットを配置したりと、健康に対する意識を高めているという。
「事業者に対し、”ノー・マスク ノー・サービス”ルールに従うことを求めています」

コックスバザール警察のMdジルルール・ラーマン本部長は、警察は健康ルールを確保するために働いていると述べた。

ダッカ大学観光ホスピタリティ管理学科のM・バドルッザマン・ブイヤン教授も、ルールに従うことの必要性を強調した。
「万が一、ツアーオペレータがルールを徹底できなければ、状況は悲惨なものになります」

バングラデシュ・パルジャタン協会のラム・チャンドラ・ダス会長は、観光地を再開する際、国の機関である観光庁が従業員や観光客が健康ルールに従うことを確認し、ホテルやモーテルで啓発活動を行っていると述べた。

Bangladesh News/Financial Express Aug 30 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/people-begin-to-crowd-tourism-hotspots-1598788756
翻訳:吉本

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