高速鉄道建設スピードアップ

高速鉄道建設スピードアップ

【The Daily Star】国内初の高速鉄道プロジェクトの建設作業を加速させるため、メトロ鉄道当局は多くの外国人技師やコンサルタントを呼び戻すための措置をとった。

バングラデシュータイ間の定期便は中断したままだが、先月、24人のタイ人技師がチャーター機で戻ってきた。

プロジェクト実施主体のダッカ大量輸送会社(DMTCL) は、今月中に120人のタイ人技師や240人のインド人技師、コンサルタントを呼び戻すことにしていると、当局は述べた。

だが、日本政府が市民の移動禁止措置を解除していないため、プロジェクトに関与する日本人を呼び戻すという課題に直面し続けている。

プロジェクト請負業者やコンサルタントのほとんどは日本人だが、3月中旬から日本との定期便は停止したままだ。

政府が新型コロナウィルス拡散防止のため、3月下旬から一斉休日を宣言したことで工事は中断したが、当局は建設工事を加速させようとしている。

正式には都市高速鉄道6号線、またはMRT6号線として知られるプロジェクトは、ダッカ市ウッタラ(Uttara)からモティジール(Motijheel)までを高架鉄道で結ぶ。費用はおそよ2千億タカ(2634億円)だが、この5カ月の進捗状況はわずか5.03%に過ぎない。

プロジェクト文書によると、8月までの全体の進捗率は49.15%だ。第一段階のウッタラからアガルガオ(Agargaon)の進捗状況は75%、第二段階のアガルガオからモティジールまでは42.5%となっている。

DMTCLは高速鉄道の運行開始を2021年12月としていたが、新型コロナパンデミックが作業を遅らせ、期限が守れるかどうかは不透明な状況だ。

高速鉄道が完成すれば、毎時6万人の乗客を運ぶことができる。

6月のプロジェクト監視本部の最新会合で、内閣府首席秘書官のアーメド・コイコウス本部長は、建設作業を進めるため、外国人技師やコンサルタントを呼び戻すようメトロ鉄道当局に求めた。

「建設作業のスピードを上げるため、私たちは外国人技師やコンサルタントを呼び戻す多くの措置を講じました」
DMTCLのMANシディック社長は最近本紙に語った。120人のタイ人は、請負業者「イタリアータイ開発公社」がチャーターした飛行機で、来週中に戻ってくるとした。

この特別な措置について、DMTCLはすでに当局から承認を受けたという。

また、240人のインド人は今月中にバングラデシュへ戻ってくると述べた。彼らはまずコルカタに集合し、ベナポール(Benapole)国境から入国することになる。

DMTCLは7月、高速鉄道に関わった日本人に特別免除を与えるよう外務省に書簡を送った。

この件について聞かれたMANシディック氏は、高齢者は無理かもしれないが、若い日本人は間もなくバングラデシュへ戻ってくることを期待していると述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Sep 4 2020
https://www.thedailystar.net/city/news/efforts-speed-metro-rail-work-1955721
翻訳:吉本

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