【Financial Express】23日、シェイク・ハシナ首相は、財務省や関連省庁部局に、新型コロナウィルス第2波を考慮に入れた新たな金融刺激策を策定するよう求めた。

首相はゴノボボン(首相官邸)で開かれた第8次第5カ年計画（2021-2025年）を最終決定する会議の中で発言した。会議後、ハサン・ジャヒド・ツシャー副報道官が記者団に明らかにした。

首相は、新型コロンパンデミックが世界経済に打撃を与えた3月、最初のパッケージを発表した。その後、パッケージは国の総GDPの4.34％を超える1兆タカ(1.32兆円)に引き上げられた。

バングラデシュの主要輸出産業である衣料品工場は、パッケージから融資を受けることで、労働者に賃金を支払い、馘首を削減した。他の産業にも資金は提供された。

経済学者らは、パンデミックによる経済打撃を和らげたパッケージを賞賛した。だが、欧米が第二波の打撃を受け、クリスマスシーズンにも関わらず再度厳しい制限を課したことで、輸出は再び低迷。衣料品や他産業の経営者らは、政府の支援をさらに求めていた。

計画委員会一般経済部会の上級委員であるシャムスル・アラム博士は、「すべての人と繁栄に向けて」というスローガンとともに、第8次第5カ年計画を発表した。

首相は、第8次5カ年計画の各省庁部局の発表に立ち会い、必要な指示を出した。また、計画委員会に対し、5カ年計画の戦略と行動計画について、別途、重点項目を設けるよう求めた。

第8次第5次計画（2021-2025年）は、次回のECNEC(国家経済会議実行委員会)会議で承認される。

会議の中で首相は、2007年の1/11(現野党BNPによる政権交代)で准刑務所にいた際に国が発展するためのロードマップを構想したと述べ、バングラデシュ製品の市場を地域的、国際的に拡大し、国内市場をより強固なものにするため、一丸となって努力するよう求めた。

会議には、コンドカル・アンワルル・イスラム内閣官房長官らも出席した。

#バングラデシュ #ニュース #第8次第5カ年計画 #シェイク・ハシナ首相 #パンデミック