地方へ向かうアイスクリーム

地方へ向かうアイスクリーム

【The Daily Star】ラブロ(Lovello)アイスクリームのメーカー「トウフィカ食品農産(Taufika Foods and Agro Industries)」は、地方の発展とともに急速に拡大する地方市場に進出している。

必要な生産能力を確保するため、現在、株式市場から3億タカ(3.96億円)の資金を調達することを計画する。

新規株式公開(IPO)で得た資金は、工場の取得、機械・冷凍庫・車両の購入、貯蔵能力の増強、ローンの返済に充てられる。

現在、年間1800万リットルのアイスクリームを生産しているが、資金が獲得できれば、2022年6月までに2350万リットルの生産が可能になるという。

同社は全国12カ所に倉庫があり、合計で2800万リットル以上の収容能力を持っている。

増加する所得と電化のおかげで、地方でのアイスクリーム需要は急速に上昇していると、同社のAKMザカリア・ホサイン総務部長はいう。

「弊社はすでにダッカ郊外に焦点を当てているので、他のブランドの進出がない大変な僻地でラブロブランドを目にするでしょう。地方へ向かうのは、他社に打ち勝ってダッカ市場のシェアを得るにはコストがかかるということあります」

ホサイン氏は質問に対し、パンデミックが需要を押し下げたため、2019-20会計年度の売上高は伸びなかったと述べた。

一方、地方市場へ進出しているため、同業他社と比較してパンデミックの影響は低いという。ダッカと比較すると、パンデミックの地方への影響は少なかったからだ。

同社は地方へ向かうという戦略の他、ミニコーンやチョコバーなど複数の独特なアイテムがある。

新規株式はすでに1株10タカ(13.2円)で3千万株を発行する承認を株式規制当局から得た。

ダッカ証券取引所(DSE)は22日、株式公開は1月3日から7日まで行われると明らかにした。

同社は2011年8月にバングラデシュで法人化され、2016年に事業を開始した。

業界関係者によると、通常であれば売上高は150億タカ(198.2億円)ほどで、ラブロブランドが65~70%を占めるという。

株投資家のアリフ・ホサイン氏は、アイスクリーム業界は毎年約15%と急速に成長しているので、投資家は株式公開に関心を持っていると述べた。

さらに、アイスクリーム業界の老舗として知られているラブロのため、投資家は良い株と見るとだろうと分析したうえで、同社はその評判を維持し続けなければならないと補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 24 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/lovello-go-rural-2016365
翻訳:吉本

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