南西地方の発展に寄与

南西地方の発展に寄与

【The Daily Star】BBIN自動車協定、BCIM回廊、BIMSTEC連合構想の中心にあるバングラデシュは、市場アクセスを拡大し、急速な経済発展を可能にする環境を構築することを目指している。

バングラデシュ・ブータン・インド・ネパール(BBIN)、バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー(BCIM)、ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ(BIMSTEC)といった経済回廊や経済圏は、参加国間のビジネスプロセスを容易にするために始まった。

パドマ橋の完成により、バングラデシュは南アジアや東南アジアの多くの国々と結ばれることになる。コミュニケーションが進み、貿易や工業、観光など、多くの産業に貢献するだろう。

特に、ブータンやインド、ネパールとの貿易や観光において、より便利で速い接続性はすぐに役立つはずだ。

長さ6.15km、道路と線路を備えた二層からなるパドマ橋の主要構造物は、2020年12月10日に完成した。

2024年6月と予想される鉄道接続が完成すれば、ダッカと南西地方の行き来は改善される。

バングラデシュ国際商工会議所の専門家は、橋の通行が2022年6月に可能になれば(それ以上遅れなければ)、年間GDPに約1.2%貢献し、貧困を減らし、南西地方の人々の経済活動を増加させるという。

さらに、南部地方や南西部地方への投資が進み、バングラデシュ最大のチャットグラム海港と主要陸港であるベナポールを直接結ぶことになると述べた。

南西地方は国土の約27%を占め、1億6500万人を超える人口の約4分の1が居住する。

アジア開発銀行(ADB)の調査によると、この地方は、国内他地方との接続性が悪いため、最も開発が遅れている地域の一つだとする。
「南西地方の貧困ライン以下の人口割合は、他地方よりも約5%高い状態を維持している」

日本国際協力機構(JICA)の調査によると、ダッカ発着の移動時間が10%短縮されれば、各県の経済生産高は5.5%増加するという。

世界銀行(WB)のプロジェクト評価文書は、パドマ橋プロジェクトは、南西地方のGDPを少なくとも1.7%、国内GDPを0.56%成長させるとした。

バングラデシュは現在、パドマ橋の他、ダッカメトロ鉄道、カルナプリ川の下を通るボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブル・ラーマン・トンネル、ハズラト・シャージャラル国際空港第3ターミナルなど、多くの巨大インフラプロジェクトを実施している。

Bangladesh News/The Daily Star Feb 4 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/regional-blocs-corridors-improve-market-access-2038973
翻訳編集:吉本

#バングラデシュ #ニュース #パドマ橋 #BBIN #BCIM #BIMSTEC #ADB #JICA #WB