【Prothom Alo】エコノミスト・インテリジェンス・ユニット（EIU）が発表した最新「民主主義指数 2020」において、バングラデシュは10点満点中5.99点の総合スコアを獲得し、76位(混合政治体制)にランクされた。

エコノミストグループの調査分析部門EIUが作成した報告書によると、バングラデシュは「選挙過程と多元性」で7.42点、「政府機能」で6.07点、「政治参加」で6.11点、「政治文化」で5.63点、「人権擁護」で4.71点だった。

民主主義指数2019と2018でバングラデシュは、それぞれ80位と88位にランクされていた。

2020年指数は前年と比較して、167カ国中116カ国が総合スコアを落とした。改善したのは38カ国のみで、他の13カ国は停滞・横ばいという結果になった。

今回対象となった167の国と地域のうち、75カ国（全体の44.9％）が「民主主義国」とされた。「完全な民主主義国」は、2019年の22から23に増加した。

「欠陥のある民主主義国」は2つ減り、52カ国となった。残りの92カ国のうち、57カ国は「独裁政治体制」で2019年の54カ国から増加、35カ国は「混合政治体制」で2019年の37カ国から減少した。

2020年は新型コロナウイルスパンデミックにより、民主主義の強さがさらに試された。世界平均スコアは前年の5.44から5.37へ低下したが、これはこの指数が2006年に発表されて以来、圧倒的に最悪なスコアとなっている。

これだけ悪化したのは、新型コロナウイルスパンデミックに対応するため、世界中で政府による個人の自由と市民的自由への制限が大きな原因だが、それだけではない。

民主主義指数は、「選挙過程と多元性」「政府機能」「政治参加」「政治文化」「人権擁護」の5つのカテゴリからなる。

カテゴリ内の様々な指標のスコアに基づいて、各国は「完全な民主主義」「欠陥のある民主主義」「混合政治体制」「独裁政治体制」のいずれかに分類される。

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民主主義指数76位