【Prothom Alo】国際移住機関(IOM)の"ニーズ人口観測"によれば、10月28日時点で60万7千人のロヒンギャの到着が報告された。月曜日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)やその他の現地報告で明らかになった。
10月26日の前回の状況報告があってから、2千人の新規到着があったことになる。
IOMによれば、政府は10月28日時点で32万5660人の生体認証登録を終えた。地方行政技術部(LGED)は複数のキャンプに向けてアクセス用道路を建設している。
モファッザル・ホサイン・チョウドリー・マヤ災害対策救援相は29日、迫害を逃れてミャンマーから避難してきたロヒンギャのうち、36万5千人の登録が完了したと明らかにした。
また、10本のアクセス道路が建設中だ。総延長は9.25kmで、作業の68%が完了したという。
陸軍はキャンプ内に全長22kmの主要接続道路の建設を始め、5km分を完成させた。
バングラデシュ政府社会サービス局は2万2484人の孤児の身元を特定し、登録した。
また、今週新たに13の非政府組織(NGO)にFD7許可が与えられた。
部門間調整グループ(ISCG)は認証手続きによるパートナー支援を引き続き行う。
直近の報告期間中、データ収集改善やパートナーからより良いデータが報告されたことで、多くの統計が変動したと報告書は述べている。
8月25日に始まったラカイン州の暴力により、60万7千人のロヒンギャがコックスバザール(Cox's Bazar)国境を越えて来たと推定される。
その流入速度と規模が深刻な人道危機に繋がっている。
ロヒンギャたちはほとんど何も持たずにバングラデシュへ到着した。
彼らは蓄えの大部分を移動と避難所の建設に費やした。避難所といってもその多くは竹や薄いプラスチック製のものだ。
食料など、命を繋ぐために必要なものは人道支援に頼っている。
この地域の人口が大幅に増えたことで、流入以前に利用できた基本的サービスが強い制限を受けている。
自然発生的に作られたいくつかのキャンプには水やトイレへのアクセスが無く、病気の感染拡大のリスクが高まっている。
コックスバザールで生活するロヒンギャの人々は非常に脆弱だ。衝突から避難し、心に重い傷を負い、現在は非常に悪い条件の中で暮らしている。
コックスバザール県内の人口移動はいまだ流動しており、政府が新たに3千エーカーをキャンプ用地として割り当てたウクヒア(Ukhia)への人口集中が強まっている。
Bangladesh News/Prothom Alo Oct 30 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/164885/Rohingya-new-arrivals-now-607-000-IOM
翻訳:長谷川
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