
【FinancialERxpress】2021年、バングラデシュは過去最高となる9650万kgの紅茶を生産した。これまでの年間記録は2019年の9600万kgだった。
バングラデシュ茶局は19日、コロナウイルスが蔓延する中、茶園での生産を正常に保つための政府、オーナー、労働者の努力の賜物だとした。政府は景気刺激策で、商業省と茶局は定期的な監視とアドバイスで協力したという。
バングラデシュは2017年、2025年に1億4000万kgの生産量を目標とした「発展へのロードマップ」を採択している。
10月に1450万kgという記録的な紅茶収穫量を達成したことで、関係者は年間1億kgの生産量を視野に入れるようになった。だが、あと一歩及ばなかった。
10月までの生産量で7930万kgとなり、2021年の目標だった7770万kgを2カ月の余裕を持って上回った。バングラデシュ茶局のMdアシュラフル・イスラム会長は、通常より多い降雨量がこの結果に繋がったと述べた。
2020年の生産量は8630万kgだった。
紅茶の需要は年々増加している。茶局によると、7900万kgを生産した2017年の需要は8600万kgだったが、2018年は9045万kg、2019年には9500万kgに増加したという。
昨年はパンデミックの影響で需要は8400万kgに落ち込んだが、輸出は2019年の60万kgから2020年の217万kgに跳ね上がった。
一方、2021年10月まで輸出された茶葉は50万kgに過ぎなかった。
バングラデシュには、モウロビバザール(Moulvibazar)県に91カ所、ハビゴンジ(Habiganj)県に25カ所、シレット(Sylhet)県に19カ所、チャットグラム(Chattogram)県に21カ所、ポンチョゴル(Panchagarh)県に8カ所、ランガマティ(Rangamati)県に2カ所、タクルガオン(Thakurgaon)に1カ所、合計167の茶園がある。
Bangladesh News/Financial Express Jan 20 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh-produces-record-965m-kg-of-tea-in-2021-1642679144
翻訳編集:吉本