高級ホテル回復基調

高級ホテル回復基調

【The Daily Star】現会計年度上半期(7~12月)、コロナウイルス規制の緩和に伴い、人々が旅行やイベントを行うようになり、バングラデシュの高級ホテル業界は力強く立ち直った。

上場ホテル3社のうち、2社が増益を記録、1社がここ半年で黒字転換した。

「コロナパンデミックの中、多くの国が観光客を受け入れないため、彼らは国内の観光地に殺到しています」
シーパールビーチリゾート&スパ株式会社のMdアザハルル・マムン会社秘書(会社法の専門家)は述べた。

コックスバザール(Cox’s Bazar)県イナニビーチにある高級ホテル「ロイヤルチューリップ・シーパールビーチリゾート&スパ」は、この6カ月で前年比20%増の約8690万タカ(1.億1699万円)の利益を上げた。

「シーパールビーチリゾート&スパ傘下であるロイヤルチューリップは、近隣に大きなホテルがないため、より多くの観光客を呼び込むことができました」

コックスバザール以外では、シレット(Sylhet)やクアカタ(Kuakata)などにも観光客が集まっている。

マムン氏は、ここ数年は個人旅行者が主な宿泊客だったと述べた。

ウェスティン・ダッカを経営するユニーク・ホテル&リゾートは、この6カ月で1470万タカ(1979万円)の利益を上げた。前年同期は2650万タカ(3568万円)の損失が発生していた。

同様に、ペニンシュラ・チッタゴンは前年同期比52%増の7590万タカ(1億218万円)の利益を上げた。

バングラデシュ観光庁のジャベド・アーメド長官は、パンデミック第1波の後、観光業界は予想以上に強く立ち直ったと述べた。
「その結果、オミクロン株が蔓延する前に2千万人以上の観光客を目にすることができました」

観光客が増えた背景には、コロナウィルス蔓延防止による世界中の国境閉鎖で、普段は外国旅行していた人たちがここ数年旅行へ行けなくなったことがあるようだ。

一方、オミクロン変異株はバングラデシュにも同様の影響を及ぼし、ここ数カ月で観光客数は減少した。

「しかし、今は再び稼働率が上がってきています」
アーメド氏は述べた。

ダッカにある高級ホテルの幹部は、コロナパンデミックの影響をひどく受けたと本紙に語る一方、企業活動が徐々に再開されたことで状況が好転し、同ホテルの稼働率はパンデミック前の60-65%に回復したと述べた。

だが、オミクロンの株が心配される中、多くの企業がオンラインで商談を行うようになったため、予約のキャンセルが相次いでいるのが現状だ。

「再び影響を受けています。しかし、パンデミックが始まった頃に比べればまだましな状況です」

Bangladesh News/The Daily Star Feb 16 2020
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/luxury-hotels-relieved-pandemic-pinch-2962991
翻訳編集:吉本

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