地域の繁栄と安定のために

地域の繁栄と安定のために

【Financial Express】バングラデシュのシェイク・ハシナ首相とインドのナレンドラ・モディ首相は、南アジア地域全体の経済的繁栄と安定のために両国の協力が必要だと強調した。

両首相はニューデリーのハイデラバード・ハウスで行われた公式会談後、共同記者会見で述べた。

記者会見後、ハシナ首相とモディ首相は、両国の関係当局間で署名された7つの覚書(MoU)の交換を見守った。

「私はインドがバングラデシュの最も重要で近い隣人だと改めて強調しました。バングラデシュとインドの二国間関係は、近隣外交のロールモデルとして知られています」
ハシナ首相は記者会見で、ここ10年で両国関係は多くの分野で目覚ましい進展を遂げたと指摘した。

両首相は2015年以降、12回会談しているが、今回のインド訪問は両国関係が50年という節目を迎えてから初めてとなる。

ハシナ首相はクシヤラ川に関するMoUの調印に言及し、ティースタ水共有条約を含む54カ所の共通河川の水共有などのすべての問題は解決されると述べた。

また、モディ首相と再び実りある議論を終え、その成果は両国国民に利益をもたらすとした。

「私たちは緊密な友情と協力の精神で会談を行いました。今後両国の関係を前進させるため、接続性や貿易及び産業、投資、水資源管理、安全保障、国境、融資限度枠に関連する問題について議論しました」

モディ首相は記者会見で、両国がITや宇宙、原子力をなど様々な分野で協力を拡大することを決定したと述べた。

また、バングラデシュとの包括的経済連携協定(CEPA)の協議を開始し、2026年に後発開発途上国を卒業するときに最終決定することを目指すとした。

「アジアではインドがバングラデシュの輸出の最大市場です。これをさらに加速させるために、我々はまもなく二国間経済包括提携協定の協議を開始します」

国連は昨年、バングラデシュが2026年までに開発途上国の地位を獲得するため、開発目標に対して十分な進展を遂げる見通しだと発表した。

国連の国際貿易に関するデータベース「COMTRADE」によると、バングラデシュは現在、南アジアにおけるインド最大の貿易パートナーで、二国間貿易は過去5年間で90億ドル(1兆2891億円)から180億ドル(2兆5782億円)に倍増した。

モディ首相は、クシヤラ川条約に署名した両国を祝福したが、重要なティースタ川協定については沈黙を守った。一方、両国が洪水の軽減に関する協力を拡大してきたと述べた。

「私たちはバングラデシュと洪水に関するリアルタイムのデータを共有し、テロリズムについても議論してきました。私たちは共に敵対する勢力に立ち向かうことが肝要です」

Bangladesh News/Financial Express Sep 6 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/national/hasina-modi-highlight-cooperation-for-stability-prosperity-in-south-asia-1662468287
翻訳編集:吉本

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