ロシア、政策金利をさらに100bps引き上げへ

[The Daily Star]ロイターが月曜日に実施したアナリスト調査によると、ロシア中央銀行はインフレ対策と過熱した経済の冷却のため、9月13日の会合で政策金利を100ベーシスポイント引き上げ、19%とする見通しだ。

ロイターが8月下旬から9月上旬にかけて実施したアナリスト15人のコンセンサス予想では、2024年末の年間インフレ率は7%と予想されており、現在の9.1%からは低下するが、前回の調査の6.9%からは若干上昇する見通しとなった。

中央銀行は、商品やサービスの供給が需要に追いつくことで、2024年にはインフレ率が6.5~7%の範囲になると予想している。

中央銀行は7月の前回会合で、政策金利を200ベーシスポイント引き上げて2022年4月以来の高水準となる18%とし、インフレの持続的な減速を達成するため当面金融引き締め政策を継続すると示唆した。

アナリストらは、ロシアの2桁の基準金利は2027年まで続き、その後9%に下がると予想している。中央銀行は、2027年の平均基準金利を7.5%~9.5%と予測している。

アナリストらは今年の国内総生産(GDP)成長率を3.6%と予測したが、今年上半期の好調なデータ発表を受けてアントン・シルアノフ財務大臣が発表した最新の公式予測3.9%を下回った。

力強い経済成長の要因の一つである設備投資の伸びは、昨年の9.8%から2024年には7%に低下すると予測されている。

ルーブルは、現在の公式為替レート91.19ドルに対して、1年後には5%以上下落して96.0ドルになると予想されている。

「ルーブルにとってマイナス要因には、地政学的リスクや制裁リスク、資本流出、外国人所有者からロシア企業の株式を買い戻すための外貨需要、予算支出の増加などがある」とソブコムバンクの主任アナリスト、ミハイル・ヴァシリエフ氏は述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20240904
https://www.thedailystar.net/business/news/russia-set-hike-key-rate-another-100-bps-3693886