OPECの生産量は1月以来最低に

OPECの生産量は1月以来最低に
[The Daily Star]ロイター通信が月曜日に実施した調査によると、OPECの原油生産量は8月に1月以来の最低を記録した。リビアの供給を混乱させた騒乱が、他の加盟国やOPEC同盟全体による継続的な自主的な供給削減の影響を増幅させたためだ。

調査によると、石油輸出国機構(OPEC)の先月の原油生産量は日量2,636万バレルで、7月から34万バレル減少した。ロイターの調査によると、これは2024年1月以来の最低値だ。

中央銀行の支配権をめぐる政治派閥間の対立によりリビアの輸出と生産が減少したことで原油価格が上昇し、OPECが10月から計画通り増産を進める見通しが高まったと関係者は述べている。

調査によると、先月最大の供給減少となったのはリビアで、29万ブプドだった。同調査によると、月初めにはシャララ油田で生産が中断し、月末にかけてはさらに多くの油田で生産が中断し、生産量は平均90万ブプドに減少した。

クプラーなどの一部のフローデータは、8月のリビアの輸出にほとんど影響がないことを示しているが、調査の情報源は生産への影響がより重大であると推定している。

リビアはOPECの生産制限協定の適用除外となっている。その他の減少は、調査によると8月に輸出を減らしOPECの目標遵守強化を目指しているイラクと、同じく適用除外となっているイランによるもの。

イランは米国の制裁が続いているにもかかわらずここ数年輸出を増やしており、依然として2018年以来の最高水準に近い生産量を誇っている。

調査によると、生産量が増加した国の中ではナイジェリアで小幅な増加が見られ、輸出を押し上げた。

調査によると、OPECは供給削減協定の対象となっている9カ国に対する想定目標を日量約22万バレル上回る量を生産しており、その超過分の大部分は依然としてイラクによるものだという。

ロイターの調査は市場への供給を追跡することを目的としており、外部ソースから提供された輸送データ、LSEGフローデータ、クプラーや石油物流などフローを追跡する企業からの情報、石油会社、OPEC、コンサルタントの情報源から提供された情報に基づいている。


Bangladesh News/The Daily Star 20240904
https://www.thedailystar.net/business/news/opec-output-falls-lowest-january-3693891