[Financial Express]ロンドン、11月21日(ロイター):金現物価格は木曜日、AIの指標であるエヌビディアの収益成長見通しが投資家を興奮させなかったことを受けて、貴金属に対する安全資産としての需要が世界的な株価下落に支えられ、4日連続で上昇した。
金現物は10時40分時点で0.7%上昇し、1オンス当たり2,669.30ドルとなった。
「これはリスク回避の動きだ。だが安全資産への圧力は、ウクライナとロシアの対立によるものではなく、エヌビディアが市場を失望させたことによる株価下落によるものだ」とオンライン市場ブリオンボールトの調査責任者エイドリアン・アッシュ氏は述べた。
通常は金需要を支える地政学的リスクの高まりの兆候は、米国のミサイル発射のわずか翌日の水曜日にウクライナが英国のストームシャドー巡航ミサイルをロシアに向けて連続して発射したことでさらに強まった。
しかし、ロシアのプーチン大統領が火曜日、より広範囲の通常攻撃への対応として核攻撃の閾値を引き下げたにもかかわらず、ロシアのウクライナ侵攻が1,000日以上続いているため、こうしたリスクの強さは限られている。
「プーチン大統領が西側諸国に核兵器を誇示するたびに金価格が急騰していたら、ウォール街の専門家らが2025年に3000ドル水準を予測していることは言うまでもなく、とっくに1オンス当たり1万ドルを超えていたはずだ」とアッシュ氏は語った。
金現物価格は10月31日に1トロイオンス当たり2,790.15ドルの過去最高値を付けた後、11月5日の米国選挙で共和党が圧勝したことを受けて、11月中旬までに2,536.71ドルと2カ月ぶりの安値に下落した。
テクニカル面では、金現物価格は木曜日に50日移動平均の2,660.9ドルを上回り、現在は21日移動平均の2,679.8ドルの抵抗に直面している。
銀現物は0.6%上昇して1オンス当たり31.05ドル、プラチナは0.3%下落して958.65ドル、パラジウムは0.2%上昇して1,023.08ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20241122
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-rises-for-fourth-day-with-elevated-safe-haven-demand-1732202987/?date=22-11-2024
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