[Financial Express]ロンドン、11月21日(ロイター):銅価格は、ウクライナ戦争の最新動向に対する懸念、ドル高、中国の需要に対する懸念から、木曜日に下落した。
ロンドン金属取引所(LME)の3カ月物銅価格は、1100GMT時点で0.4%下落し、1トン当たり9,052.50ドルとなった。
ロンドン金属取引所(LME)の銅価格は、金属の主要消費国である中国の需要に対する懸念と、ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利に伴うドル高により、9月30日に4カ月ぶりの高値を付けて以来、11%下落している。
ウィズダムツリーの商品ストラテジスト、ニテシュ・シャー氏は「市場は現時点で多くの事柄について神経質になっている」と述べた。
ウクライナでの緊張はここ数日金融市場を不安定にしており、木曜日にはロシアがウクライナへの攻撃中に大陸間弾道ミサイルを発射したが、このような強力な兵器が戦争で使用されたのは初めてと知られている。
今週初め、ウクライナはロシア国内の標的に向けて米国と英国のミサイルを発射した。
金属市場は、中国が低迷する経済を活性化させるためにこれまで実施した景気刺激策の範囲についても失望している。
シャー氏は「中国は政策決定をしなければならない。ウクライナの地政学的リスクがあり、米国の税制改革案と金利政策への波及効果もある」と語った。
「未知数な点がかなり多いため、何らかの答えが出るまでベースメタルの複雑なレンジ取引が見られる可能性がある」
ロイター通信がエコノミストを対象に実施した調査によると、米国は来年初めに中国からの輸入品に40%近い関税を課す可能性があり、世界第2位の経済大国の経済成長を最大1%押し下げる可能性がある。
その他の金属では、LMEアルミニウムが0.7%下落して1トン当たり2,626ドル、亜鉛が0.4%下落して2,975ドル、鉛が1.5%下落して1,991ドル、錫が0.1%下落して29,005ドル、ニッケルが0.7%上昇して16,010ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20241122
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/copper-slips-on-uncertainties-over-china-ukraine-trump-1732202975/?date=22-11-2024
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