[Financial Express]ロサンゼルス、4月13日(ロイター): ロサンゼルス港のジーン・セロカ事務局長は13日、ドナルド・トランプ大統領による中国など貿易相手国に対する関税引き上げを受けて企業が発注を一時停止しており、米国で最も忙しい同港への輸入が早ければ5月にも減少する可能性があると述べた。
トランプ大統領は今週、中国製品への関税を145%に引き上げた。
隣接するロサンゼルス港とロングビーチ港は、世界最大の二大経済大国間の激化する貿易戦争の影響を最も受けやすい。南カリフォルニアのこれらの港は、両港とも最大の輸入元である中国からの製品の優先的な輸入口となっている。
セロカ氏は「企業がこの状況の意味を理解しようとする中で、世界貿易は減速するだろう」と述べ、ロサンゼルス港の輸入が今年後半に少なくとも10%減少するという見通しを改めて示した。
「それ以上かもしれないが、まだ分からない」とセロカ氏は語った。
米国企業が予想されるトランプ大統領の追加関税に備えて商品の備蓄をしているため、米国の輸入は今年、記録的な水準に迫る勢いで急増している。
今、同じ輸入業者が中国からの注文を保留している。彼らは冷静な判断が下され、関税が引き下げられることを期待している。
コンテナ追跡ソフトウェアプロバイダーのビジョンによると、米国の大型コンテナ船による輸入予約は、トランプ大統領が複数の国に「相互」関税を課すと発表した週である3月24日~31日から4月1日~8日までの間に64%減少した。このデータによると、トランプ大統領が対中関税を引き上げ、10%を超える「相互」関税を一時停止する前の同期間中、中国からの輸入は36%減少していた。
セロカ氏は水曜日、ロサンゼルス港の3月の貨物取扱量が20フィートコンテナ換算で38万5531TEUで、前倒し貨物の流入が続いたため前年比1.6%増だったと発表した。
この港の輸入量の45%は中国からのものだ。
セロカ氏は、3月の輸出量は15%減の12万2975TEUとなり、報復関税が施行され始めると、同港の農産物および製造品の輸出業者に懸念が生じていると述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20250414
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/trump-trade-war-could-hit-imports-at-busiest-us-port-1744565920/?date=14-04-2025
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