[Financial Express]北京、4月13日(ロイター): 中国政府が先週、輸出規制リストに加えた7種の希土類元素の出荷が停止したと関係筋3人が明らかにした。中国の輸出業者が政府の許可を得るための長く不確実な待ち時間を開始する中、海外での供給不足のリスクが高まっている。
事情に詳しい関係者によると、中国政府がドナルド・トランプ米大統領による中国製品への関税引き上げへの報復措置として、防衛、エネルギー、自動車産業で使われる7種の希土類元素および関連素材の輸出を制限したため、4月4日に出荷が停止したという。
輸出業者は現在、商務省に許可を申請する必要があるが、これは比較的不透明な手続きで、6~7週間から数ヶ月かかる場合もある。ロイター通信は先月、中国が9月にアンチモンを規制対象リストに入れて以来、EU諸国へのアンチモン輸出は行われていないと報じた。
「私の顧客から、貨物がいつ中国から出港できるかと聞かれると、我々は60日と見積もっているが、実際にはそれよりも長くかかるかもしれない」と、話題のセンシティブ性から匿名を条件に語った中国の希土類トレーダーは述べた。
凍結が2か月以上続いた場合、顧客が通常積み上げている備蓄が枯渇する可能性があると彼らは述べ、超大国間の貿易戦争の激化を考えると、米国の顧客が輸出許可を取得するのは特に困難になる可能性があると付け加えた。
中国は世界の希土類元素の約90%を生産しており、今回の輸出制限は、北京がその規制を武器にして世界中のユーザーへのこの重要な元素の供給をほぼ断つことができることを示している。
しかし、輸出規制は、たとえそのプロセスが長期化する可能性があっても、海外のバイヤーに中国からの多様化を加速させることになるため、中国の優位性を徐々に削いでいく可能性も高い。
2人のアナリストによると、中国の複数のレアアース販売業者は既に海外のバイヤーとの契約に関して不可抗力条項を宣言している。また、港で出荷を待っている貨物は、通関手続きが完了していない場合は出港が禁止されていると付け加えた。
Bangladesh News/Financial Express 20250414
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/chinas-rare-earth-exports-grind-to-a-halt-as-trade-war-controls-bite-1744565932/?date=14-04-2025
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