栄養のための野菜

野菜の生産量は独立以来5倍になった。だが人々、特に女性の栄養が足りていない。より豊かになるためには加工販売をしたほうがよく、そのため政府が協力したほうがいい。

野菜栽培は、国へ貢献するバングラデシュの農家の、不屈の精神の現れである。最近出た食糧農業機関(FAO)の統計年鑑2013によると、バングラデシュの耕地は独立以来縮小しているが、野菜栽培は5倍に増加している。これは野菜改革の不足などではないことは当たり前のことだ。

農業部門のこの成功は、金曜日のプロトム・アロ紙で光が当たった。独立以来野菜の生産量が5倍になったことは、食糧経済自立政策が、バングラデシュの栄養安全保障達成を一歩前進させたことを意味する。これは農民や農業局、市場、NGOの努力や貢献の結果である。専門家によると、土地の多様な使用、高品質の種子や栽培方法、特に女性の参加がこの問題を成功に導いたという。一般的に女性たちが、竹枠や竹屋根で囲って、自家用野菜を育てている。

不幸なことにこの分野の先駆者である女性は、その利益を奪われている。国内女性の70%が鉄分欠乏に苦しんでいる。無数の女性や子どもたちが栄養失調に苦しみ、死んでしまう。これはご飯と野菜をバランスよく食べていないからだ。

FAOと世界保健機関(WHO)によると、人間は毎日果物や野菜を400グラム摂取する必要がある。バングラデシュの米や野菜の平均摂取量は、まだ126グラムに過ぎない。

野菜をたくさん作っているにも関わらず、栄養が満たされていないのはなぜか、検討する必要がある。熱意をもって野菜を作る農家を注意深く見ると、彼らは過剰な化学肥料は使っていない。政府は野菜保存のため、低温貯蔵施設を設置する必要性もある。

野菜の輸出は、過去一年間で34%上がった。しかし、それは野菜をそのまま輸出するより、それらを加工したほうがより利益があがるだろう。これは野菜をより多く栽培したエリアで、食品産業が必要とされるようになるからだ。農家はそれぞれ最高の品を作っている。今こそ政府の責任で、彼らに寄り添って立つときだ。