トランプ大統領、習近平国家主席との合意のためアジアへ

トランプ大統領、習近平国家主席との合意のためアジアへ
[Financial Express]ワシントン、10月23日(AFP):ドナルド・トランプ米大統領は今週、世界経済に大きな影響を及ぼすと予想される中国の習近平国家主席との会談に注目し、アジアへの主要歴訪に出発する予定だ。

トランプ大統領は水曜日、マレーシア、日本、韓国を「大旅行」すると発表した。関税と地政学的な瀬戸際政策の嵐の中、ホワイトハウスに戻って以来、同地域への初の訪問となる。

訪問の大部分は依然として不透明だ。ホワイトハウスは詳細をほとんど明らかにしておらず、トランプ大統領は、緊張が続く中で、韓国で予定されていた習近平国家主席との会談すら実現しない可能性があると警告している。

しかしトランプ大統領は、中国と「良い」合意を結び、世界に衝撃を与えている世界最大の2つの経済大国間の激しい貿易戦争を終わらせたいと明言している。

一方、開催国側は、予測不可能な79歳のトランプ大統領の信頼を保ち、関税や安全保障支援で可能な限り最良の条件を引き出せるよう、レッドカーペットを敷く構えだ。

トランプ大統領の最初の訪問先は、10月26~28日に開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議のためマレーシアになると予想されている。トランプ大統領は最初の任期中にこの首脳会議を何度か欠席している。

トランプ大統領はマレーシアとの貿易協定に署名する予定だが、さらに重要なのは、ノーベル平和賞獲得を目指し、タイとカンボジアの和平協定の調印を監督することだ。

「トランプ大統領はタイとカンボジアの和平交渉でより前向きな結果が得られることを強く望んでいる」とマレーシアのアンワル・イブラヒム首相は水曜日に述べた。

両国の当局者がAFPに語ったところによると、トランプ大統領は首脳会談の合間にブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領とも会談し、数カ月にわたる確執を乗り越えて関係改善に努める可能性があるという。

トランプ大統領の次の訪問先は東京と予想されており、そこでは今週日本初の女性首相に指名された保守派の高市早苗氏と会談する予定だ。

トランプ大統領が「米国を食い物にしている」不公平な貿易収支を終わらせるために世界各国に課した関税のうち、日本は最悪の事態を免れた。

同時に、トランプ大統領は日本がロシアからのエネルギー輸入を停止することを望んでおり、また日本に対し西側諸国に倣って防衛費を増やすよう求めている。

しかし、今回の訪問のクライマックスは韓国になると予想されており、トランプ大統領はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため10月29日に到着し、習主席と会談する可能性がある。


Bangladesh News/Financial Express 20251024
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/trump-heads-to-asia-to-make-deals-with-xi-1761241290/?date=24-10-2025