1日8時間労働は彼に適用できない。 彼はほぼ倍の時間働かなければならない。
地方バスの助手であるモハンマド シュモンさんは、午前5時30分に起き、少なくとも午後11時まで働いている。
彼はバスをきれいにすることから1日を始める。そして1日中市内を走り回るバスのタイヤやエンジンをチェックする。
バスが出発したあとだって彼は一息ついてリラックスする時間はない。 乗客に電話をし、ドライバーを助ける。彼の声は真夜中まで周囲に響いている。
どんな天候であろうとシュモンさんは担当しているバスにいる。
彼は乗客の運賃やバスの遅延に関する苦情や怒り、さらには身体的な攻撃にさえ立ち向かわなければならない。
シュモンさんは平日16~17時間働き、およそ350~400Tk稼ぐ。
「バスのオーナーは休んだ日の代金は払ってくれないので、私は休日をとりたくありません。私は収入の大半を家に送らなければなりません。だから適切な食べ物を食べることも宿泊設備をもつこともできません」
4月28日の夜、彼はプルバリのバスターミナルでディリースターに話した。
20才の頃はバスで眠り、ドライブインで食事をとり、プルバリの公衆トイレを使った。
ダッカの通りを走っている数千人のバス労働者は、シュモンさんと同じような物語を話す。
トラック運転手は、バス運転手が受けとるものよりさらに少ない賃金しかもらえない。
たとえば個人か会社がダッカからチッタゴンへ商品を運送するため、3千Tkでトラックを借りる。通常労働者は3千Tkの内10%を賃金として受け取るが、このお金をさらに運転手とヘルパーで分ける。
「多くのオーナーは10%すら払いたくない。彼らはしばしば8%にするよう交渉にきます」
トラック運転手のミラット(Millat)・ホサインさんはトラックターミナルで話した。
幹線道路が渋滞していたら、目的地に着くまでおよそ2日から3日かかるが、賃金は同じままだとホサインさんは話す。
The Daily Star May 1 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/troubles-transport-workers-1217161
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