【Financial Express】ここ数年、政府の政策支援によって輸入ベースのオートバイ産業が拡大し、販売が大幅に増加した。
業界関係者によると、2015年以前は年におよそ25万台の販売だったが、現在はおよそ44万台に倍増したという。
2016ー17会計年度の『税制見直し』の結果、オートバイ価格が下落し、業界は大幅な売上の伸びを見せている。現在、売上の伸び率は11%となっているという。
国内製造業者にインセンティブを提供する工業省の新しい方針がさらに売上を高め、業界規模を大きくすると、関係者は期待を示した。
「現在、バングラデシュ国内のオートバイ市場規模は、550億タカ(727億円)です」
ウッタラ・モーターズ(Uttara Motors)のリザウル・カリム国内販売部長は話す。
部長はオートバイ需要は2020-21会計年度までに、50-60万台増えるだろうと予測している。
ウッタラ・モーターズは国内で45%の市場シェアがあるという。
国内メーカーはオートバイ需要の増加に対応するため、今後数年間の見通しを大きくしている。
現在、唯一の国内オートバイメーカーであるランナー(Runner)は国内需要の14%を満たしていると、担当者は話す。
ネパールに輸出しているオートバイを今月からブータンにも輸出すると、ランナー・グループの広報担当者ワヒド・ムラッド氏。
「国内業界は政治的不安から、2014会計年度は厳しい状況にありました。しかし状況は変わりました。ランナーは最近11-14%の売上の増加を記録しています」
オートバイ産業発展政策2018が実施されれば、販売は40万台から100万台に増加すると期待を示した。
9月10日に閣議決定された政策は、2021年までに50万台、2027年までに100万台の販売増加を目指している。
輸入業者や国内製造業者は、業界の成長は確実に雇用創出に貢献するという。雇用者は現在の50万人から150万人になると予想する。
現在、オートバイの必需部品であるバッテリーやチェーン、シートなどは国内で製造している。
最新で低コストの製品や部品を作り出すため、国内企業は工学部の学生や専門家からなる独立した研究チームを持っている。
一方、国家歳入庁は、オートバイ部品の輸入に関する補助関税も軽減した。
さらに、中央銀行は政策を閣議決定したことで、オートバイ輸出に10%の現金インセンティブを与える計画を立てている。
政策によると、オートバイ登録料は国内業界の拡大と顧客の関心を考慮し、周辺国との兼ね合いで調整されるという。
バングラデシュ道路交通局(BRTA)のMd・マウブーブーEーラッバーニ道路安全課長は、販売台数に伴ってオートバイの登録が増えたと話す。だが、BRTAは登録料の見直しに関する指示は受けていないという。
ダッカだけで登録されたオートバイ台数は2010年に21万81台だったが、2018年4月に46万9888台に増加した。2017年には7万5251台のバイクが登録された。(BRTA)
国内にライドーシェアリングサービスが導入されたことでオートバイの需要が高まったと、企業やBRTA関係者は指摘する。
工業省によると、国内では現在140万台のバイクが登録されているという。
Bangladesh News/Financial Express Oct 3 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/motorbike-sales-zoom-up-1538541503
翻訳:吉本
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