イスラム学者ザキール・ナイク博士は、イラク・シリアイスラミックステート(ISIS)という言葉は「非イスラム」だと話した。
インディアンエクスプレスの報告。
ムンバイを拠点とするイスラム研究財団(IRF)の創始者のナイク博士(50)は、ダッカのテロ攻撃を非難し、次のように話した。
「イスラミックステートという名前を使うことを、私たちは非難している...彼らは罪のない外国人を殺した反イスラムの国だ。イスラムの敵により、その名前が与えられた」
ナイク博士の説教に触発されたと伝えられるダッカの襲撃者について、ナイク博士はメッカで電話取材に応じてくれた。彼はウルドゥー語、ベンガル語、中国語を含む多言語で放送されている平和テレビ(Peace TV)の2億人の視聴者に加え、フェイスブック上に1400万人のフォロワーがいると話す。
「フェイスブックではバングラデシュのフォロワーが最も多い。政界の長老、慈善家、一般男性、学生などを含むバングラデシュ人の90%が私を知っているだろう。50%は私の支持者だろう。襲撃者が私を知ってることに衝撃を受けますか、どうですか」
だがこれは彼らのやり方を支持していることを意味するものではないとナイク博士はいう。自分が原因で多くの人々が「イスラム教を身近に感じている」が、そのような人々はイスラムを誤った方向へ導く演説家も含めた他の演説家たちの話にも耳を傾けるとナイク博士。
「そのような人は預言者ムハンマドの筋金入りの熱狂的支持者でしょう。しかしそれで預言者ムハンマドが人を殺すように彼に言ったということになりますか。どんな宗教に属する人を殺しても、それは全人類を殺したの同じだとコーランは明確に述べています」
各国のナイク博士を禁止する要求に関しては、何人かのヒンドゥー教「狂信者」がこのような要求の背後にいるとナイク氏は話した。フェイスブックのフォロワーの4分の1は非イスラム教徒だという。非イスラム教徒は最初に質問をするよう促される。
「私が彼らの疑問を明らかにしたとき、非イスラム教徒はイスラム教に対して肯定的な見方を持ちます。このことはヒンドゥー教狂信者の脅威となるのです」
以前は医者であったナイク博士は、2010年、英国の保守党政府がビザを無効にし、英国に入国するのを禁止したことを含め、過去に何度か論争を招いたことがある。
よく知られているように、オサマ・ビン・ラディンをテロリストと呼ぶことはできないとナイク博士は過去に繰り返し述べていた。だから今、イスラム世界は博士が知らない人や何も調査していない人についてコメントすることを禁止しているという。
南アフリカを拠点とした今は亡き説教者アーメド ディーダット(Deedat)氏の信奉者であるナイク博士は、1991年にIRFを設立して以来、英語と科学技術を使用するディーダット氏のスタイルに従って人々に働き掛ける。
ナイク博士の熱狂的支持者だったと伝えられる他のテロ容疑者の中には、ニューヨークの地下鉄を爆破する陰謀疑惑で2009年に逮捕されたアフガニスタン系アメリカ人のナジブラ ザジ(Zazi)容疑者、2007年に爆発物を積んだ車でグラスゴー空港を襲撃したカフィール(Kafeel)アーメド博士、ムンバイの7月11日の連続列車爆破で逮捕されたラヒル(Rahil)シェイク容疑者がいる。
どのテロ事件の場合でも捜査官がナイク博士に接触してきたということはないし、インドの諜報機関も彼の活動に関して悪い報告を出してはいないとナイク博士は主張した。
The Daily Star July 7 2016
http://www.thedailystar.net/dhaka-attack/amid-dhaka-row-zakir-naik-calls-un-islamic-1250815
翻訳:アラトモ
#バングラデシュ #ニュース #ISIS
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