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浸水した教室の授業はどうすれば可能になるだろうか。これはジャマルプール(Jamalpur)県ボガバイド(Bogabaid)村ボガバイド政府小学校の職員や生徒をここ6年間悩ませてきた問いかけだ。シンプルな答えはこうだ。「不可能である」と。
「最初のシフトでは就学前の子供と1年生を相席に、2つ目のシフトは3年生と4年生を相席に、5年生は先生と床のスペースを共有します」
ロイエナ ベグム校長は話す。
「モンスーンの間は窮屈になるのでフルタイムの授業はできず、418人の生徒を適切に教えられません」
「集会や課外授業をする余裕がないのは言うまでもありません。浸水した教室には水を媒介とする病気のリスクがあり、既に何人かの生徒は汚れた水の中で遊んだことで腸チフスにかかっています」
ボガバイド小学校は1950年、最初にブリキ張りの建物が設けられ、1973年に国営化された。2005年に当局は別に2部屋ある建物を建設した。古い方の建物は排水機構が十分ではないため、この建物の4部屋は2011年以来、毎年6月下旬から9月上旬の約2ヶ月半、浸水したままとなる。
先生によると、この古い建物で授業やその他の活動を行うことは、雨が止むまで完全に不可能だという。
浸水のため、就学前~5年生の各クラスは新校舎の2部屋で、交代で授業を受ける。55分の授業時間は午前の部は37分に、4、5年生の午後の授業は40分に短縮される。
「集中して授業を行うため最善を尽くそうとしていますが、いつも上手くやれるわけではありません」
補助教諭のファーミダ ヤスメーンさんは話す。
補助教諭のシャイラ アクタールさんもファーミダさんの意見に同調した。
デイリースターが最近この学校を訪れた際、古い建物の教室には膝まで水があった。
「この問題について当局に繰り返し文書を送っていますが、反応がありません」
ロイエナ校長は話す。
A teacher holding a class there. Due to poor drainage system, the tin-shed building remains inundated for a couple of months every year during the rains, hampering educational activities. The photos were taken recently. Photo: ABM Aminul Islam
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県のアブドゥル アリム初等教育官によると、この問題は県の開発調整会議で既に提起されており、会議を主宰したシャハブッディン カーン県令はジャマルプール市長に対し、ボガバイド小学校に適切な排水機構を導入して問題を解決するよう指示したという。
ボガバイド政府小学校の先生と生徒はそれまでの間、この状況を何とかするため取り組み続けることになる。
The Daily Star Aug 26 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/learning-waterlogged-classroom-1275517
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #浸水した教室
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