スマートNIDカード導入

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ダッカ(Dhaka)の有権者約500万人は来月、現行のラミネート加工の国民識別(NID)カードに代わり、スマートNIDカードが与えられる。

選挙管理委員会(EC)は、高いセキュリティを特徴とするこのカード配布を10月2日ダッカで始めるために必要なすべての準備を完了した。

配布式にはシェイク ハシナ首相が出席する予定だ。

ECの計画によると、第1段階はダッカ市とクリグラム(Kurigram)県ロウマリ(Rowmari)郡の有権者にスマートカードが配布されるという。その後2017年12月までに国内の有権者全員に対し、段階的にカードが与えられる。

「スマートカードを配布する準備はできています」
ECの国民識別登録部長、スルタヌッザマン ムド サラフッディン准将がユナイテッドニュース・バングラデシュ(UNB)に話した。

スマートカード配布の際、各有権者の10本の指の指紋を採取し、眼球の虹彩の写真を撮影するという。

ECの役員によると、スマートカードの印刷は米国から輸入した10台の機械を使って現在順調に進められているという。それぞれの機械は1時間に950枚のカードを作成できる。

スマートカードと、指紋の採取や虹彩の写真を撮る機械は、ダッカにある10ヶ所の郡選挙事務所に運ばれている。スマートカードは南ダッカ市(DSCC)と北ダッカ市(DNCC)の93区から配布するため、ダッカには75ヶ所程の仮設キャンプが設けられる。

キャンプでは1日に20万枚のカードが配布される。ラミネート加工のNIDカードを持っている有権者は、スマートNIDカードを受け取る際、ラミネートカードを提出する必要がある。

ECはダッカのスマートカード配布と並行して、国内の他の有権者に対して同様のカードを配布する準備を続けている。スマートカードの製造費用は1枚2ドル(204円)程度で、有効期間は10年間だ。

この10桁の小さなカードはECによる"サービスアクセス強化のための識別システム(IDEA)"プロジェクトの下、国内の有権者に対して始めは無料で配布される。だがカードの更新や損傷、紛失でサービスを利用するためには料金を払う必要がある。

The Daily Star Sep 20 2016
http://www.thedailystar.net/city/50-lakh-dhaka-voters-get-smart-nid-cards-oct-1286788
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #選挙