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国営企業バングラデシュ海底ケーブル株式会社(BSCCL)からインターネット帯域幅の輸入を検討するため、ブータンはバングラデシュとの対話を再開した。
ブータン政府の専門家ペマ デンドゥプ氏が率いる7人チームは、BSCCL唯一の海底ケーブル"東南アジア-中東-西欧州4(SEA-ME-WE 4)"を調査するため、コックスバザール(Cox's Bazar)に滞在している。
「状況は非常に速く動いています。今後数週間で何らかの合意に達するでしょう」
BSCCLのモンワール ホサイン代表取締役社長は、協定はバングラデシュに2本目の海底ケーブルが接続されるまでに確定すると話した。
9月23日、ダッカに到着したブータンチームは、利害関係者や政府高官とのいくつかの会合に出席した後、9月30日にブータンへ帰国する。
対話は8月1日、バングラデシュのタラナ ハリム通信担当国務大臣がブータンのDN ドゥンギエル情報通信大臣とティンプー(Thimphu)で面会したときから始まった。
BSCCLは来年の第1四半期には2本目のケーブル(SEA-ME-WE 5)を接続し、さらに1300ギガバイト毎秒(Gbps)の帯域幅を得る。
BSCCLは初期段階に帯域幅を転送するため、アカウラ(Akhaura)ートリプラ(Tripura)経由、シレット(Sylhet)ータマビル(Tamabil)ーシロング(Shillong)-グワハティ(Guwahati)経由、クリグラム(Kurigram)ーブルンガマリ(Bhurungamari)経由、ポンチョゴラ(Panchagarh)ーバングラバンダ(Banglabandha)で2ヶ所接続する、5つの経路案を選定した。
「我々はシレットータマビルーシロングーグワハティ経路が双方にとって最善だと考えています」
ホサイン社長によると、BSCCLはこの経路でシロングやグワハティにも帯域幅を輸出できる機会を得られるという。
両者は次の行動計画に関する事前合意案を作成する。
BSCCLは帯域幅1メガバイトにつき20ドル(2014円)請求する。ブータンは始め、5ギガバイトの帯域幅を使用する。
ブータンはインドから65ギガバイトの帯域幅を輸入している。
「現在、第4世代(4G)技術が接続されています。そのため、ブータン国民は一人当たりの帯域幅使用量が我々よりも大きいのです」
ホサイン社長はいう。
バングラデシュがブータンに帯域幅を輸出するにはインドの領地を通り、光ファイバーケーブルを敷設する必要がある。
タラナ大臣が先月インドのマノジ シナー通信大臣と会合を持った際、この問題が挙がってきた。
ホサイン社長によると、BSCCLとブータン代表団、インド国営バーラト・サンチャル・ニガム株式会社との三者会合が催されるという。
BSCCLは2月、インドトリプラ州に10ギガバイトの輸出を開始した。BSCCLは四半期ごとに27万5千ドル(2769万円)を得ている。
現在BSCCLは200ギガバイトの帯域幅接続を保有しており、そのうち130ギガバイトが国内で使われている。
The Daily Star Sep 27 2016
http://www.thedailystar.net/business/export/talks-export-internet-bandwidth-bhutan-1290148
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #通信 #ブータン
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