シュンドルボンに悪影響なし

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バングラデシュ政府はランパル発電プラントに対するユネスコの懸念に、プロジェクトはシュンボルドンを傷つける原因にはならないと返答した。

当局は計画の施行で最新の技術を使用し、世界銀行と国際金融公社(IFC)のガイドラインに従うと政府は話した。そのためマングローブへの悪影響はないと。

10月9日、環境・森林省の代理長官は63ページに及ぶ文書を、ユネスコのバングラデシュ常任大使のM シャヒドゥル イスラム氏に送った。

在フランスのバングラデシュ大使でもあるシャヒドゥル氏が、ユネスコに文書を手渡すだろうと関係者は話す。

取材によると、ナスルル ハミッド電力・エネルギー・鉱物資源担当国務大臣は昨日それを確認したという。

「我々は世界最先端技術を利用します。あなた方はこれを理解する必要があります」
大臣は考える素振りも見せずに話した。

だが(石炭発電所に対する)メディア報道のほとんどは、(反ランパル)"活動家"に基づくものであると大臣はいう。

さらにジャーナリストはプロジェクトについて何か書く前に、ユネスコ報告や環境影響評価(EIA)の全文を読み、専門家と話すよう促した。

バングラデシュ政府は8月に送らた報告書に対し、国連教育科学文化機関(Unesco)に返事を送った。

報告書はもし火力発電所が建設されれば、世界遺産のシュンドルボンとその生物多様性が悪影響にさらされるとする。

ユネスコは政府に対し、ランパル発電所に取り掛かる前にEIAを改訂するよう要求している。

さらに政府は、具体的な発電所作業に入る前、国際自然保護連合の意見書に従って改訂したEIAを提出するよう求められた。

バングラデシュ・インド友好株式会社がインドのエムシム銀行とローン契約の合意をし、発電所の作業がそろそろ始まるという時期に報告書は届いた。

ランパルプロジェクトは自然活動家から厳しく批判されたが、政府はシュンドルボンから14キロ地点のランパルの計画は、マングローブを傷つけないと主張した。

<政府の文書>

「電気集塵装置(ESP)は99.9%近くの灰を集め、特定物質の放出を制御するために使われる」

「開発が進んだ低窒素酸化バーナーが、窒素酸化物の排出を世界銀行や国際金融公社のガイドラインの制限内に制御する」

「高機能湿式排ガス脱硫システムが、硫黄酸化物を捕えるために使用される」
環境省の担当者はユネスコに送られた政府文書を引用し、補足した。

さらに機能の連携が水銀のような重金属を集める最高の技術になると話した。

この発電所は閉サイクル冷却システムを採用し、それにより熱せられた水が外部の川に放たれることはなく、周囲の水生生物の妨げにはならないという。

「ユネスコの見解は事実に基づき、正しくない…。そのため、空気や水の汚染へ'高い可能性'はない」
担当者はいう。

水流を守るために主流浄水施設を採用するため、パッスール川の塩分濃度もプロジェクトに影響されることはない。発電所エリアでは最大限に浄化された水が再利用されると担当者は補足した。

改訂したEIAを用意するようにというユネスコの助言に対し、バングラデシュ政府の文書はランパル発電プラントのEIAはすでに取り掛かっていると報告したと関係者は補足した。

The Daily Star Ocr 12 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/rampal-plant-wont-harm-sundarbans-1297756
翻訳:米澤 
#バングラデシュ #ニュース #シュンドルボン #ランパル発電所