52%の少女が児童婚

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15歳以下の少女は世界全体で、7秒に1人の割合で結婚をしている。セーブザチルドレンによる新しい分析によって、児童婚がもたらす脅威の規模が明らかになった。

アフガニスタンやイエメン、インド、ソマリアといった国では、少女たちは10歳の若さで結婚させられている。大抵は自分よりもずっと年上の相手とだ。

"最後の1人の少女まで:自由に生き、自由に学び、危害を受けない"と題された報告書では、児童婚や学業、10代での妊娠、母体死亡率、女性議員の人数に関する指標をもとに各国を順位付けした。

バングラデシュの女性議員率は20%で、18歳以下の結婚率は52.2%、16歳以下の就学率は73.5%だ。

下位国にはニジェールやチャド、中央アフリカ共和国、マリ、ソマリアが入った。上位にはスウェーデンやフィンランド、ノルウェー、オランダ、ベルギーが名を連ねた。

セーブザチルドレン最高経営責任者のケビン ワトキンス氏は、児童婚は差別の1つの形というだけではなく、暴力の1つの形であると話す。
「少女たちがずっと年上の男性と結婚させられるということは、その自由が奪われ、性的な奴隷となることを意味します。結婚した少女たちは学校に行けず、その代わりに家庭内暴力や虐待、レイプを受けます。そして彼女たちは妊娠させられ、HIVなどの性感染症にさらされます。体の準備ができる前に出産すれば、彼女たちは合併症に苦しみ、死に至ることすらあります」

報告書では貧しい家庭の少女は富裕層の少女に比べ、より早い時期に結婚する傾向にあることが明らかとなった。

インドは人口の多さもあり、児童婚件数が最も多い国だ。18歳以下の少女のうち、47%にあたる2460万人が結婚しているといわれる。

The Daily Star Oct 12 2016
http://www.thedailystar.net/city/52pc-face-child-marriage-1297813

翻訳:長谷川
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