マイクロファイナンスだけでは女性の権利ために不十分:情報大臣

マイクロファイナンスだけでは、社会にあるジェンダー不平等の悪循環を断ち切るには不十分だ。昨日、ハサヌル・ハック・イヌ情報大臣が述べた。

意識的な計画や努力が、女性の地位向上やジェンダー不平等を根絶するために必要とされる。彼は、マイクロファイナンス研究所が主催し、ダッカのレイクショアホテルで開かれた、2日間に渡るジェンダーと女性の権利に関する国際会議の冒頭でそう述べた。

情報大臣によると、ジェンダー不平等は、バングラデシュではなく、世界中で大きな問題となっている。

女性の権利やジェンダー平等のため、栄養、教育、雇用の可能性、職場、政治的責任、財産権の平等な機会が必要とされる。「バングラデシュの女性は、これらの面で平等とは言えない」

「女性は経済問題も含めた家族の幸福のため、自分自身で決定できる権限を与えられる必要がある」
問題は、男と女、金持ちと貧乏人の間に同等に提供されない社会経済システムにある。

我々は、構造的な不正義、社会的不公正、内蔵された不正義を絶えず生産し、貧困を再生する社会システムを持っている。それが解決されるまで問題は続いて行くだろう。

大臣は、第一段階として、財産への平等なアクセス、意思決定、女性の安心安全など、すべてのレベルで民主主義をとることで、構造的な不正義を除去すべきであると述べた。

「女性は民主主義なしでは犠牲者となる」とイヌ大臣は述べ、宗教過剰主義と原理主義が、女性の権利確保のため大きなハードルになると付け加えた。

残りは、不公平な社会経済や政治システムである。

「我々がこれらの障壁を乗り越えることができれば、私たちはジェンダー平等を確保できる」

マイクロファイナンス研究所Qazi・Kholiquzzaman・アフマド所長は、バングラデシュは女性の地位向上と男女平等を確保するために必要な枠組みや政策に事欠かない。 「欠けているのは実施です」と述べた。

PalliーカルマSahayak財団の会長でもあるアフマド所長は、貧困緩和について、マイクロファイナンスだけでは、問題に対処するのに十分ではないと述べた。

同研究所は、所得創出だけでなく、医療や教育を提供することで貧困を削減しようとしている、と彼は述べた。

「人間の権利には、教育と研修が必要だ」