ムーディーズ、バングラデシュの見通しは安定している

ムーディーズ・インベスター・サービスは、今年のバングラデシュの見通しは安定していると、予測した。

水曜日に発表した分析では、世界的な信用格付け機関は、国の成長の不安定さは他国に比べて低いと、その見通しを正当化した。

バングラデシュはその見通しから再びBa3と評価された。
 
評価は、1月5日以降暴力や混乱が貿易や経済活動、バングラデシュの輸出実績や投資活動や経済成長に悪影響を与えたと述べた2月の分析と同じだった。
 
水曜日のリリースでムーディーズは、格付けは「バングラデシュのマクロ経済の安定実績、ささやかな債務負担、十分な外貨準備バッファ(緩衝)を用いて制限した外部の脆弱性」を反映していると述べた

「しかし政治環境の一部、弱い税収基盤、一人当たりの所得の低さにより、そのような格付けになった」
 
2014年6月30日に終了した前年度の達成率により、格付け機関は、今年6・1%の経済成長を予測した。
 
またGDP成長率は、同じ格付け分類の他国の中央値3・5%より、「かなり」に高かったと指摘した。

「ムーディーズの格付けでは、自然災害や政治的緊張、世界的規模の景気減速にもかかわらず、成長の不安定さはほぼすべての他の国に比べて低くなっている」
 
また潜在的な成長は、インフラの不備や、依然として危険性を提起する政治により押さえられ、バングラデシュの「強固な経済パフォーマンス」は制限されていると述べた。

分析はまた、財政赤字は「管理可能」であったにもかかわらず、少ない歳入が国の財政を圧迫していると述べた。

自動化されたシステムに基づいて行われた、政府の最近の歳入改革は賞賛した。「この改革が成功した場合、課税ベースにかなりの広がりをもたらすだろう」
 
バングラデシュの与党と野党の間の緊張は、2014年1月に開催された総選挙でエスカレートした。

信用格付け機関は、6年続けて安定しているとして、バングラデシュの見通しを評価した。