大規模石灰鉱山発見

バングラデシュは、ラジシャヒ管区ナオガオン県で過去最大の石灰岩鉱山を発見した。これによりこれまで依存してきたセメント用石灰岩の輸入を、完全に断ち切ることができる。

鉱山はバダルガッチ郡(Badalgachi)タジプール(Tajpur)にあり、50平方キロメートルに渡って広がっている。

鉱山が商業生産に入るには2年程度かかるだろう。ナスルル ハミド電力エネルギー鉱物資源担当国務大臣は昨日省内で述べた。

石灰岩は主にセメントを作る国内製造会社によって輸入されていた。鉱山は石灰岩を求める国内需要を満たすことができる。

バングラデシュはもはや石灰岩を輸入する必要がないため、年間100億Tk節約できるとハミド大臣は述べた。

国営バングラデシュ地質調査(GSB)は地上2270フィート掘削して鉱山を発見した。

石灰岩は2214フィートのところで見つかった。それは71フィートの厚みがあり、2285フィートの深さにまで達している。

50平方キロメートルに渡る石灰岩がすべてこの厚みであるなら、500億~1000億トンの石灰岩が埋蔵されているはずだと、GSBのMd・ネハル(Nehal)・ウディン会長は述べた。

ナオガオン県の石灰岩鉱山の埋蔵量は、1億トンの埋蔵量を持つジョイプールハット県の鉱山をはるかに凌ぐかもしれないとGSBは言う。

石灰岩は、歯磨き粉や塗料などの商品に使われる他、建築材料、道路の基礎などとに使われている。

セメントの重要な構成要素である硬質煉瓦は石灰岩から作られる。 それはセメントの強度と品質を確実にするために必要不可欠なものだ。

バングラデシュは年間、およそ2400万トンのセメント原料を輸入する。 それらのうち、70%は硬質煉瓦だ。バングラデシュセメント製造組合のアラムジャ・カビール(Alamgir Kabir)副会長が述べた。

原料は主にベトナム、タイ、中国、日本、インドネシア、イランから輸入される。

The Daily Star April 22 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/major-limestone-quarry-found-1212706