リンゴの新市場


現地生産されない輸入果物の需要が増えたため、バングラデシュはリンゴ生産者の有望市場となった。米国農務省(USDA)はいう。

2009~2014年のリンゴの国内輸入は平均で年間14万トン、輸入額は6880万ドルから1億350万ドルへ増大したとUSDA。

「一般的にバングラデシュ市場は価格に敏感な市場として見られますが、ニッチ市場としての役割があります。中流から上流階級の消費者はリンゴのような輸入された果物を含む、様々な食品を要求するようになっています」
USDAは最新レポートでいう。

1991年は15~20のリンゴコンテナを売るためおよそ1ヵ月かかっていたが、今日では21コンテナが一日で売れる。業界筋の話をもとにUSDAはいう。

食糧農業機関(FAO)のデータもリンゴ輸入が上昇している傾向を示した。 FAOによると2011年の果物の輸入は2001年の4倍、14万2886トン
に増大した。

同じデータによれば、果物の輸入額は2010年から13.55%上昇し、2011年には1億1460万ドルになった。

「特に中流から上流階級の消費者の間では、リンゴの需要は都市と地方、両方の市場において強い」とFAOはいう。

一般的に高い関税は、より高品質で高価な果物がバングラデシュ市場へ入るのを阻止するが、収入が上がると高品質果物の需要が増える。USDAはいう。


The Daily Star April 29 2016
http://www.thedailystar.net/business/bangladesh-emerges-robust-market-apples-1216348