オンライン取引で新時代(後)

どちらのシナリオにおいても不確実性や透明性の欠如、汚職、資金や時間の損失、そして非効率性といった山積みの問題に直面する。もっと別の方法があるにもかかわらず、どうしてこういうやり方をするのだろう?

買い手の場合、オンライン取引システムで多彩な売り手が一堂に会した"バスケット"にアクセスすれば、より幅の広い選択が可能となり、さらに買い付けやリストアップ作業が簡単になって所要時間や手間を削減できる。しかもシステムによる売り手の評価情報の提供、見積もり比較表の自動作成、さらにはいつでもどこでも政治、環境、輸送面の障壁に悩まされることなく活動を行える利点がある。

一方で売り手の場合、オンラインシステムを利用することで未知の買い手への露出が可能になり、以前は接触できなかった会社との商談もできるようになる。つまりバングラデシュ中の買い手を市場に呼び込めるようになり、幅広い顧客との商談や販促、国全体をカバーするほどの巨大な市場で販売できるようになるのだ。オンライン化により顧客や市場と常時繋がっていられることで、現在のトレンドや需要の判断を行えるとともに、その場にいなくてもビジネスチャンスを得られ、時間や手間、コストの削減が可能となる。

全部門を電子化するという強い構想に伴い、政府は各省と執行機関における電子化へ向けた動きを強調する。この構想は現在進行中であり、つまり次は民間部門のオンライン化を進め、生産性を高める番だ。

バングラデシュには非常に多くの技術者が存在する。B2Bオンライン取引システムの実現も間近、あるいはすでに完成し、スポットライトが当てられるのを待っているだけなのかもしれない。我々独自のニーズに沿った、我々独自の"アリババ"が必要なのだ。
(注:アリババ=中国生まれのオンラインB2B取引システム)

本記事はメディアアクシス(イージス電通ネットワーク関係団体)の計画・投資責任者による。

The Daily Star May 15 2016
http://www.thedailystar.net/business/online-trading-opens-new-era-cost-saving-transparency-1223902