問題児からIT実業家に(後)

問題児からIT実業家に(後)
お客への動機づけとして、販売した部品全てについて無償サービスを行った。来店してもらうため、マーケティングや戸別訪問に時間を費やした。ITについて知ってもらうため、様々な教育施設でキャンペーンを企画した。

信頼を得たフェルドウスさんに対しクルナのIT卸業者たちは、15日期限の売り掛けを大幅に拡張した。

ほぼ4年後、資本拡大のため銀行から70万タカ(94万円)を借り入れ、返済期限まで返し、銀行家と信頼関係を作った。

ブラック銀行顧客担当係のナズムル ハサン氏はいう。
「フェルドウスさんは私たちとずっと良い関係です。空いている時間に店へ足を運びますが、彼はいつも穏やかで、お客様に最良のサービスを提供しようと頑張っています」 

ピロジプールのハテム アリ市場にある"ニュー・チップス・アンド・バイツ"はIT部品の販売を行う。月間の売り上げはおよそ200万タカ(268万円)だ。フェルドウスさんのビジネスは地方政府事務所の80%や多くのNGOで役立っている。現在11人の従業員がいる。

フェルドウスさんのビジネス戦略の中心はお客を満足させることだ。
「フェルドウスさんとは始めからの付き合いですが、大いに満足しています」
マタバリア郡(Mathbaria)の卸業者、マスド ガジさんは言う。



成功の源はビジネスマインドの集中だとフェルドウスさんはいう。
「私は常にビジネス戦略を改良しています。寝る時はビジネスの成功を夢見ます。頂点に上りつめ、他の人たちにも仕事を作っていきたいのです」

フェルドウスさんは常に前を見据える。フェルドウスさんは今年、バングラデシュ技術教育委員会の承認を受け、コンピュータ訓練施設を設立した。
「私の次の目標はピロジプール県内の7郡全てに支店を作ることです」

The Daily Star June 14 2016
http://www.thedailystar.net/business/troubled-pirojpur-youth-adept-it-businessman-1239388