バングラデシュは、アジアインフラ投資銀行(AIIB)から貸し付けを保証された最初の国となった。
AIIBから提供される1億6500万ドル(168億円)は、電力供給システムの改善や拡張プロジェクトに使われる。
AIIB委員会は昨日、4ヶ国のプロジェクトを支援するため、総額5億900万ドル(518億円)の4件の融資を承認した。。発表によるとバングラデシュ以外にはインドネシア、パキスタン、タジキスタンが支援を受けるという。
経済関係局のモハマド アシフッザマン次官補はデイリースターに対し、プロジェクトはAIIBからの資金提供のみで行われると話した。
ローンの金利はLIBOR+1.15%であり、返済期間は25年、5年の猶予期間がある。
LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)とはロンドンの銀行間市場で、銀行同士の短期貸し付けを行う際の金利だ。短期金利の国際的指標としての役割を持っている。
AIIBはバングラデシュの代理取締役として、アジフッザマン次官補を選出した。
4件の融資が承認を受けたのはAIIB発足からちょうど6ヶ月後、第1回の年次会合の前日だ。会合は今日から2日間の日程で、北京で開催される。
バングラデシュの配電システム改善や拡張プロジェクトへの1.65億ドルのローンは、バングラデシュ農村電化局とダッカ電力供給会社の2つのプロジェクトに分けられる。
農村部に250万件の新規接続を設け、北ダッカで変電所を改装して全長85キロの送電線を地下に埋め込む。
プロジェクトは都市、農村部での接続数を増やし、配電における電力ロスを削減し、配電の質や信頼性を改善していく。
The Daily Star June 25 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/bangladesh-gets-165m-1245283
関連