イードに縁のない人々

イードに縁のない人々
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ラルモニルハット(Lalmonirhat)県5郡のティースタ(Teesta)川とダルラ(Dharla)川流域のチャー(Char)周辺に住む約200万の人々にとって、今年のイードアルアドハーは何の喜びももたらさない。河川の増水や浸水による影響のため、新しいドレスは言うまでもなく、犠牲動物を購入することすら出来ないからだ。

ティースタ(Teesta)川とダルラ(Dharla)川流域の人々は、洪水や浸水によって住まいや田畑、家畜を失ってしまい、生活必需品すら購入出来ないと話す。

特派員と話した人たちはイードアルアドハーを祝うため、政府や非政府組織の援助を待っているという。

もしどこからも援助を受けることが出来なければ、彼らはイードを喜ぶことは出来ないだろう。

洪水に見舞われたラルモニルハットサダー(Lalmonirhat Sadar)郡チャルカルマティ(Char Kalmati)村のユレカ ベワ(Julekha Bewa)さん(65)は、イードでVGF(Vulnerable Group Feeding)の米が配給されているが、行政村の議長や議員が分け合ってしまうため、配給を受け取っていないと話す。

「私たちは田んぼと住まいを洪水や浸水で失い、政府への信用さえも奪われています。イードの最中でも新しい服や食べ物を買うことが出来ないでしょう。イードは何の喜びももたらしません」

地区の役人で復興担当のアドリス アリ(Idris Ali)さんは、県内5郡45行政村と2市政機関は、困難な家庭に対し、10万枚のVGFカードを配ったという。VGFカード1枚につき米10キロを得られるため、チャーの人だけの特別支援はないと話した。

The Daily Star Sep 11 2016
http://www.thedailystar.net/country/joy-eid-elusive-char-people-1283989
翻訳:米澤
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