職員減っても気は緩めず

職員減っても気は緩めず
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モニプール高校・カレッジの6年モハマド アリフさんはイード休暇を過ごすため、ジョソール(Jessore)にある祖父の家へと向かった。

いとこや友人との遊びは本当に楽しかった。だが喜びは悲劇へと変わった。アリフさんはイード当日、自転車に乗っているとき転倒し、腕を骨折したのだ。

その晩アリフさんは、ダッカ(Dhaka)にある国立外傷・整形外科リハビリテーション研究所(NITOR)に連れていかれた。

「着いてから15分でアリフの所へ医者が来ました。彼は今治療を受けています。サービスがいいと思います」
母親のミトゥ アクテールさんは火曜日の夜、NITORでデイリースターに話した。

イード当日と翌日、特派員が緊急病棟を訪れると、10人ほどの患者やその親族がいた。

話によると、到着してから8-10分後には医師が駆け付けたという。

NITOR救急科担当医のサミル先生によると、普段は20件ほどの外科手術を、イード当日の午前8時から午後8時までに35件執刀したという。。

無謀な運転が事故の増加につながっているとサミル先生はいう。

サミル先生によると、イード休暇で多くの医師が病院にいなかったが、誰一人として放置された患者はいなかったという。

「例えば4人の医者が10人分の回診を行いました」
サミル先生は特派員に話した。

NITOR職員によると、水曜日には約500人の患者が治療を受けたという。

先日あったトンギ(Tongi)の爆発事故で重傷を負ったミル シポンさんは、現在ダッカ医科カレッジ病院(DMCH)で治療を受けている。

妻のアビダ スルタナさんによると、イード休暇中も治療には手抜きが無かったという。医師は少なかったが、看護師がいたので問題はなかったとスルタナさんはいう。

DMCH職員によると、イード休暇の3日間で約3600人の患者が救急科で治療を受けたという。これに加え、900人の患者を入院させたという。

デイリースター特派員がイード休暇中にDMCHやNITOR、ミットフォード病院、ボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブ医科大学(BSMMU)病院を訪れたとき、患者は全体的に満足していた。

だが別の主張もある。

ファティマ アクテールさん(35歳)はイード休暇後最初の仕事日の昨日、午前11時半にBSMMUを訪れ、医師に超音波検査や血液検査、尿検査を提案された。

「正午ごろに窓口で検査を申し出ましたが、窓口職員は正午以降は血液や尿のサンプルを受け付けないと言い、土曜日にサンプルを提出するよう言いました」

診断が遅れれば治療が遅れる上、もう一度ワリ(Wari)から病院まで来なければならなくなるとファティマさんは話した。

BSMMUの看護師によると、室内患者の多くはイードのために出発したという。医師の多くはイード休暇でいなかったが、何の問題もなかったそうだ。

保健サービス総局(DGHS)の病院担当局長サミウル イスラム博士によると、今年のイード アル フィトル(Eid-ul-Fitr)以来保健省は管制室を開いたままにしてあり、何らかの緊急事態があった際には電話を掛けられるようになっているという。

さらにイード休暇中、DGHSはダッカや各県の病院を監視し、医療怠慢が無いようにしているという。

「医師やスタッフの不在状況の調整を試み、非常事態には医師は誰一人として弁解を行わないという厳密な規則を設けました」
サミウル博士は話した。

The Daily Star Sep 16 2016
http://www.thedailystar.net/city/less-staff-no-laxity-dhaka-hospitals-1284970
翻訳:長谷川
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