学校を取り戻した幸せ

学校を取り戻した幸せ
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ボルカ(Bhaluka)の小学校の児童は昨日、喜びでいっぱいになりながら教室へ向かった。学校を建設した請負業者から便宜を図った謝礼を受け取っていないという理由で、地方自治体代表がその施設に鍵をかけてから1ヶ月半が経っていた。

最下位に位置する地方自治体ホビルバリ(Hobirbari)ユニオン評議会(UP)の1区議員であるラフィクル イスラム イスマイル氏は、ダッカに拠点を置く建設会社から謝礼が支払われていないという理由で、ガンガティア(Gangatia)エドゥコ(Educo)スキカラヤ(Skikhhalaya)に南京錠を掛けた。

「UP議員によって鍵を掛けられた学校が、再び開かれてとても幸せです」
笑顔の小学生の1人がいう。

ダッカの請負業者シェイク・インターナショナルは自分にお金の借りがあるとラフィクル氏は主張し、学校に鍵を掛けた。学校や地元情報筋が話した。

学校には小学校入学前から8学年までの175人の児童・生徒がいて、スペインのNGO教育開発財団によって運営されている

校舎は700万タカ(約901万円)で建設され、8月10日に請負業者が関係当局に引き渡したと情報筋はいう。

マイメンシン(Mymensingh)県にある教育開発財団の取りまとめ役ATM ラフィクル・イスラム氏は、UP議員が同じ日に学校に行き、20万タカ(約25.8万円)を要求したと話した。

「私たちが支払うことができないと言うと、議員は学校に鍵を掛けていきました」

議員は「支払われるべきもの」を受け取るまで学校を開かないと警告したと情報筋。

「私たちは地元でその問題に対処しようと、地元の支配層や政治指導者に知らせました」

「私たちは最終的に、ボルカ郡行政官(UNO)であるカムルル アーサン タルクデル(Talukder)氏に問題を知らせました。タルクデル氏はそのUP議員を事務所に呼び出し、8月20日に学校を開くよう頼みました」

だが議員はUNOの指示に注意を払わなかった。

UNOは郡職員やボルカ警察署指揮官マムン オル(or) ラシド氏と共に木曜日午後、学校へ行き、鍵を開けた。

学校運営委員会は日誌をボルカ警察に提出した。

「もし今後、議員が妨害すれば、懲罰的な処置がとられる」
UNOは話した。

郡職員は先生と児童・生徒、保護者の集会で、児童に教材を手渡した。

ナディラ アクタル リピ学校長は今、とても幸せであると話した。

携帯電話の電源が切れていたためUP議員と連絡を取ることができず、コメントはもらえなかった。

The Daily Star Sep 25 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/joy-students-get-back-their-school-1289290
翻訳:アラトモ
#バングラデシュ #ニュース #学校